東南アジアで急成長を遂げるシー Sea (SE)の企業概要をまとめます。
シンガポールに本拠を置くテクノロジー企業であり、eコマース、オンラインゲーム、デジタル決済などの分野で事業を展開しています。2020年には、COVID-19パンデミックによってeコマース、オンラインゲームの需要が急増したこともあり、売上高は急速に成長し、株価も急騰しました。2020年にNASDAQで株式公開を果たし、日本の個人投資家に人気なハイパーグロース株でした(過去形)。
グロース株ということもあって、コロナ後の金融引き締めにより大暴落してしまいました。私もまだホルダーでかなり厳しい状況ですが、東南アジアを足場に南米にも展開していくその成長率の余地にはまだまだ期待できる将来性の高い銘柄だと思います。今まで赤字続きだったSeaですが、2022年4Qについに黒字化しました。2023年2Qまでは黒字でしたが、2023年3Qで再度赤字に転落しています😢。
株価
株価はコロナ禍と金融緩和によるブースト時(2021年10月)に最高値$366をつけましたが、その後金融引き締めになると一転、株価はバブルのように弾けました。
決算発表内容
決算発表の概要は別記事でまとめていますので、ご参照ください。
ニュース
2022年
- テンセント2兆円相当の上場株(Sea Limted含む)売却(年内実施)
- インドにて人気モバイルゲームのFree Fireが中国製アプリの規制に巻き込まれ禁止。これに対し、シンガポール政府がインドに対し、中国製アプリに意図せず含まれてしまったのではないかと通達(2022年2月)
企業の基本情報
Sea Limitedは東南アジア諸国でオンラインゲーム、Eコマース、オンライン決済などのプラットフォームを提供する企業です。我々日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、Garena、Shopeeは東南アジア地域では知らない人はいないくらい超有名です。詳細は各事業内で説明します。
事業内容
各事業の説明をします。
Digital Entertainment事業(Garena)
このセクションは、Sea Limitedの子会社Garenaになります。Garenaは東南アジア地域を中心にゲーム、eスポーツの事業を担っています。
Garenaのゲームの中で突出しているのは世界規模のFREE FIREでしょう。日本人でもわかるような説明をすると簡易版Fortniteでしょうか。島の中で50人のプレイヤーが生き残りをかけて戦うサバイバルゲームです。
FREE FIREはGoogle Playで10億ダウンロードを達成しており、モバイルゲームの平均月間アクティブユーザー数が世界2位で、東南アジア、ラテンアメリカ、インドでは最も高い売上を維持しています。簡単に表現をすると化け物モバイルゲームです。
FREE FIREは進撃の巨人ともコラボしていましたね。サバイバルゲームは好きなのでいつかやってみたいです。
E-commerce事業(Shopee)
このセクションは、Sea Limitedの子会社Shopeeになります。Shopeeは東南アジアで苦戦するAmazonを横目に覇権を取ったEコマース事業になります。経済成長によってEコマースの市場が拡大する東南アジアで利用率TOPは非常に大きい功績と言えるでしょう。
ShopeeはAmazonのような電子商取引プラットフォームで、シンガポールで立ち上げ後、マレーシア、タイ、台湾、インドネシア、ベトナム、フィリピンそして、ブラジル、メキシコにも事業拡大しています。
ShopeeもGarana同様に、アプリのダウンロード数がすごく、2021年第2四半期では、Google Playで最もダウンロードされたアプリであり、Google PlayとiOS App Store合わせたショッピングカテゴリでは世界第2位のダウンロード数を記録しています。
Shopeeの広告には超有名なサッカー選手クリスティアーノ・ロナウドが起用していましたね。変なダンスで有名です笑
まとめ
東南アジアで急成長を遂げるシー Sea (SE)の企業概要をまとめました。東南アジアを足場に南米にも展開していくその成長率の余地にはまだまだ期待できる将来性の高い銘柄だと思います。私もホルダーとしてこれからも決算を追い続けます。
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