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クラウドストライク CrowdStrike (CRWD) 企業概要【米国株 個別銘柄紹介】

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個別銘柄情報
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2025年を制覇する破壊的企業でも取り上げられる『クラウドストライク CrowdStrike(CRWD)』の企業概要をまとめます。良決算を出し続けており、日本でも人気が高い米国株になります。私は2023年末くらいまでクラウドストライクを保有していましたが、新NISAの資金確保のため一度売却しております。折を見て再度購入する予定です。

さて、必殺技みたいな名前をもつクラウドストライクですが、いったいどんな企業なのでしょうか。

たごさくP
たごさくP

現在、投資歴4年目で約1,500万円を運用しています。15年で1億円を目指しています。

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株価

株価はコロナ禍の金融緩和時に大きく上昇しましたが、金融引き締め時に大きく下落しました。

決算発表内容

決算発表は別記事でまとめていますので、以下をご参照ください。クラウドストライクは決算発表で毎回しっかりとアナリスト予想を超えてくるすばらしい決算美人な企業です。

ニュース

2023年

  • 9月にアプリケーションセキュリティ体制管理(ASPM)のパイオニア企業であるイスラエル発のクラウドセキュリティスタートアップ企業Bionicを買収
  • Dell Technologiesとの新たな戦略的提携

2022年

  • Mandiantとの戦略的パートナーシップを発表し、サイバーセキュリティの脅威に対する調査、修復、防御を共同で行う顧客を支援。
  • Cloudflareとの戦略的パートナーシップを拡大し、共同利用するお客様のゼロ・トラスト体制を強化するための技術統合を実施。
  • 米国国防省情報システム局からインパクトレベル4(IL-4)の認可を受け、CrowdStrikeが国防総省および国防産業基盤の幅広い顧客に展開
  • IDCによるModern Endpoint Securityの売上高シェアで2回連続1位を獲得
  • 2022年SC Awards USのBest Security Companyに選出され、SC Awards Europe 2022のBest Emerging Technology AwardをFalcon XDRが受賞
  • Frost & Sullivanの2022 Global Technology Innovation Leadership Award(エンドポイントセキュリティ部門)を受賞
  • 独立系テスト機関SE Labsから新たにAAA賞を受賞
  • AV-Comparativesから10年連続でApproved Business Security Product賞を受賞
  • AV-Comparatives Mac Security Test and Review 2022において、Macマルウェア対策で最高得点を獲得し、5回連続でApproved Security Product賞を受賞
  • ヒューマン・ライツ・キャンペーン財団の「2022年企業平等指数」で2年連続の満点を獲得
  • 2021年フォーチュン誌のFuture 50リストで1位を獲得

企業買収

  • Bionic -2023年9月に買収。エージェント型およびエージェントレス型保護機能を拡張
  • Reposify – 2022年10月に買収。外部攻撃表面管理(EASM)プラットフォームを提供
  • Nightfall – 2021年8月に買収。Nightfallは、クラウドデータセキュリティソリューションを提供
  • SecureCircle – 2021年7月に買収。SecureCircleは、エンドポイントセキュリティソリューションを提供
  • Humio – 2021年2月に買収。Humioは、リアルタイムログ管理とクラウドベースのロギングソリューションを提供
  • Preempt Security – 2020年11月に買収。Preempt Securityは、IDベースのアクセス管理(IAM)およびプリベンション型セキュリティソリューションを提供

企業の基本情報

クラウドストライクは一言で言うと、クラウドから各デバイスが安全かどうかをチェックしてくれるサブスク型のセキュリティを提供する会社です。セキュリティの分類としては、次世代セキュリティと言われるEDRセキュリティでその分野のリーディングカンパニーです。

CrowdStrike
  • CEO:George Kurtz(2011年〜) ※McAfeeの元CTO(最高技術責任者)
  • 設立:2011年
  • 本社所在地:アメリカ カルフォルニア
  • 業種:サイバーセキュリティテクノロジー企業

セキュリティについて

従来のセキュリティ

皆さんのPCやスマホは何かしらのセキュリティソフトによってウィルスから守られていることはご存知かと思います。従来のセキュリティ方法はファイヤーウォール(防火壁)といって、外部のネットワークからの攻撃や不正アクセスを防いでくれる境界型のセキュリティです。要は巨人の侵入を阻む巨大な壁です(進撃の巨人知らなかったらごめんなさい)。

©2009 諫山創/講談社

守れているならいいじゃないと思いますが、この境界型セキュリティには欠点があります。それは現時点でわかっている攻撃でないと防げないことです。つまり知らない攻撃は防げないのです。

このインターネット時代、ハッカーも成長しますのであの手この手と新しい手を考えてセキュリティの脆弱性を狙ってきます。今まで安全だったからと言ってこれから破られないとは限らないのです。化けの皮を被ったウィルスが侵入し、数日潜伏しながら突如として全データを暗号化させてしまったりします。例えるならば、敵が仲間のふりして壁内に入り込み、突如壁をぶち破って壁内を危険に晒したライナーさんです。

©2009 諫山創/講談社
たごさくP
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クラウドストライクのセキュリティは何が違うのでしょうか?

次世代のセキュリティEDR

クラウドストライクは次世代セキュリティと言われるEDRセキュリティです。そして、セキュリティをクラウドで行っており、これは最近のトレンドでそのリーディングカンパニーがクラウドストライクなのです。

EDRとは、Endpoint Detection and Responseの略で、エンドポイントのデバイス(PCやスマホなどなど)にて検知と対応をします。

要はウィルスが侵入した後にやっつけることになります。近年は破られる前提で対応しないと、最新のウィルスの攻撃には耐えられないのです。一度侵入すると危ないのではと思うかもしれませんが、CrowdStikeのウィルス対策のスピードも十分であり、「1−10−60ルール」として、1分で検知、10分で調査、60分で封じ込めます。

それを可能にしているのは、CrowdStrikeが顧客のあらゆるデバイス(エンドポイント)のデータをクラウドに集約しAIで解析しているからです。不審な動きをしたウィルスをすぐに見つけ出せます。侵入する時は良い顔をして平然と入ってきたとしても、優秀なセキュリティ(アルミン)がいれば、中で不審な行動した人物(アニ)はバレて捕まるわけです。

©2009 諫山創/講談社

しかもサブスクリプション型なのでどんな企業でも初期投資小さく導入できるため、ユーザーが増えやすいです。ユーザーが増えれば増えるほど、タイムリーな情報がたくさん蓄積していくのでセキュリティは益々強化されます

ポイントをまとめます。

  • エンドポイントであるデバイスに対するセキュリティ
  • 「1−10−60」という迅速な対応
  • サブスクリプション型なのでユーザーを増やしやすい
  • クラウド型なので、ユーザーが増えれば増えるほど強力なセキュリティになる
  • クラウド型&サブスクリプション型なので、常に最新のセキュリティ体制

クラウドストライクの事業

事業モデル

https://ir.crowdstrike.com/static-files/547e5c92-3594-4eef-9dfc-9eca37b635f4

クラウドストライクのサービスFALCONはモジュール式です。機能を拡張可能で、必要に応じて追加のモジュールをプラットフォームに追加することでシームレスに新しいセキュリティ対策を使用することができます。

次世代アンチウィルスであるFALCON PREVENTの他に、以下のモジュールを追加できます。たくさんあってすごいですね。クラウド型かつサブスクリプション型であるので、新しくセキュリティを構築する必要はなく、必要な機能をすぐに追加できるというのは顧客にとっては大きな利点ですね。

  • FALCON X:脅威インテリジェンス
  • FALCON DEVICE CONTROL:リムーバブルメディアの保護
  • FALCON FIREWALL MANAGEMENT:ホストファイアウォール統合管理
  • FALCON INSIGHT:エンドポイントでの検知と対応
  • FALCON OVERWATCH:脅威ハンティング
  • FALCON DICCOVER:IT衛生管理
  • SERVICES:インシデントレスポンスとプロアクティブサービス
  • FALCON SPOTLIGHT:システム脆弱性の管理
  • FALCON FOR MOBILE:モバイルデバイスのためのEDR
  • FALCON SEARCH ENGINE:最速のマルウェア県産エンジン
  • FALCON SANDBOX:自動マルウェア分析
  • FALCON ON GOVCLOUD:米国公共部門の保護に値する信頼性を備えたクラウド提供型のエンドポイントセキュリティ
  • FALCON FOR DATA CENTERS:物理・仮想・クラウドベースのデータセンターを保護

クラウドストライクの強み

クラウドストライクの新規顧客は毎期しっかりと増えています。FY23には顧客数は23,019となりました。

既存顧客が製品のクオリティに満足し使用し続け、新しいモジュールを追加することもあるので安定してARRが増加しています。

ARR(Annual Recurring Revenue)とは、年間経常収支のことで、毎年決まって得られる1年間分の収益を指します。ARRはサブスクリプション型ビジネスモデルにおいては、サービスの成長を測る指標として重要視されています。

なぜクラウドストライクがここまで成長できているのか強みをまとめてみました。

  • 機械学習と人工知能、振る舞い分析、プロアクティブな脅威ハンティングを1つのソリューションに統合し、脅威ライフサイクル全体を通じてセキュリティを提供
  • 1つの軽量エージェントが仮想マシンやデータセンターなどあらゆる場所で機能し、エンドポイントがオフラインのときにもセキュリティを提供
  • 保護を強化すると同時に、オンプレミスのインフラストラクチャーを排除し、エンドポイントエージェントを集約。その陰には、複雑なプロセスを経ることなくニーズの変化に順応しながら成長する拡張可能なシンプルなプラットフォーム

事業性

TAM(Total Addressable Market)、すなわち市場の中で獲得できる可能性のある最大市場規模に関する内容です。クラウドストライクの将来性を見ることができます。

現時点で$76.1 Bとクラウドストライクの売上から比べると相当大きな市場規模ですね。そして市場規模は成長しています。決算発表でも「私たちの市場には強力な追い風が吹いており、こうしたトレンドがすぐに弱まる兆候は今のところ見られない」と言っていました。

たごさくP
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クラウドストライクは顧客の満足度が高いことから、市場から圧倒的な支持を得られるとこの大きな牌を取ることができると思うと将来性高いと感じますね。

まとめ

2025年を制覇する破壊的企業でも取り上げられる『クラウドストライク CrowdStrike(CRWD)』の企業概要をまとめました。良決算を出し続けており、日本でも人気が高い米国株になります。

毎回素晴らしい決算を出してくれるし、まだまだ事業性はあるので期待したいですね!私もホルダーとして応援しています😳。

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