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クラウドストライク($CRWD)2023年第4四半期の決算速報

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個別銘柄情報
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良決算を出し続け、日本でも人気が高いグロース株『クラウンドストライク CrowdStrike(CRWD)』の2023年第4四半期の決算速報になります。サイバー攻撃の増加する昨今、セキュリティ銘柄の株価は最近強いですが、クラウド銘柄の成長減速が懸念される昨今、SaaS銘柄であるクラウドストライクの決算はどのような結果になったのでしょうか!?そして決算内容に対する市場の反応はいかに!?

私自身クラウドストライクは私のポートフォリオでの保有割合も高く、現在ポートフォリオ全体の8%を占めます。クラウドストライクの企業概要はこちらの記事にまとめていますので、どんな企業か知りたい方はご確認ください。

たごさくP
たごさくP

現在、投資歴3年目で約1,300万円を運用しています。15年で1億円を目指しています。

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今期の決算については、他に以下の企業をまとめています。興味がある企業はチェックしてみてくださいね!

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企業の基本情報

クラウドストライクがどんな企業か詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。なぜたくさんあるセキュリティ銘柄の中、特に注目されているのかがわかります。

2023年第4四半期 クラウドストライク 決算内容

CEO、CFOのコメント

CEO George Kurtz

CrowdStrikeは、第4四半期に軒並み当社の予想を上回る記録的な業績を達成しました。当四半期のハイライトは、記録的な新規ARR $222M記録的な新規契約顧客数1873社、記録的な営業キャッシュフローとフリーキャッシュフロー、フリーキャッシュフローベースで81のルールです。CrowdStrikeの市場シェアの拡大は、Falconプラットフォームの技術的リーダーシップと、より良いセキュリティ成果、統合、TCOの削減を推進する高度なAIが顧客に認められていることを示すものです。

CFO Burt Podbere

CrowdStrikeは、例外的な第4四半期と好調な年度末を実現しました。我々は、営業レバレッジを高めることに引き続き注力する一方、CrowdStrikeの前途にある大きなチャンスを捉えるため、イノベーションと市場シェアの拡大に投資するための思慮深く、規律正しい、戦略的アプローチを継続します。

2023 4Q 売上高

結果:$637.4M(前年同期比+48%) アナリスト予想:$624.9M CLEAR!

売上は市場予想を上回りました。成長率も高い水準で継続しています。ARRも過去最高だったため、文句なしですね(後述)

2023 4Q EPS

結果:0.47$(前年同期比+135%) アナリスト予想:0.43$ CLEAR!

EPSもアナリスト予想を上回りました。サブスクリプションがメインの企業は顧客が増えるほど利益も増大していくので、しっかりと顧客を増やせてるクラウドストライクは強いですね。

サブスクリプションの年間経常収支(ARR)

CrowdStrikeのARRを見てみましょう。ARRは$2.56Bとなり、前年同期比で+48%と大きく増加し、過去最高を達成しております。当四半期では$222Mの新規追加となっており、この数字は過去最高です新規契約顧客数1873社と多いことが顕著ですね。

ARR(Annual Recurring Revenue)とは、年間経常収支のことで、毎年決まって得られる1年間分の収益を指します。ARRはサブスクリプション型ビジネスモデルにおいては、サービスの成長を測る指標として重要視されています。

ガイダンス

評価結果予想前期発表時
FY24 1Q 売上⭕️674.9~678.2M665M
FY24通年 売上⭕️2.955~3.015B2.96B
FY24 1Q EPS⭕️0.50~0.510.43
FY24通年 EPS⭕️2.21~2.392.01

ガイダンスは2024年通年、2024 1Qの売上、EPSともに市場予想を上回りました。通年でみてもしっかりと成長しているので頼もしいですね。

たごさくP
たごさくP

CrwodStrikeの優秀さを目の当たりにした気がします。将来性のある優良銘柄であり、セキュリティ業界を再構築してくれる革新的な企業だと信じています。

ハイライト

  • 当四半期に1,873の新規契約顧客を追加し、2023年1月31日現在の契約顧客数は23,019となり、前年同期比+41%
  • CrowdStrikeのモジュール採用率は、20231年1月31日時点で、5つ以上、6つ以上、7つ以上のモジュールでそれぞれ62%、39%、22%
  • 外部攻撃表面管理(EASM)モジュールであるCrowdStrike Falcon Surfaceを発表。これは、最近買収したReposifyの機能を搭載し、独自のリアルタイム24/7エンジンを使用して、既知および未知の資産の危険な露出を特定
  • Dell Technologiesとの新たな戦略的提携を発表し、組織がサイバー脅威を予防、検出、対応できるよう支援。CrowdStrike Falconプラットフォームは、本日からボリュームライセンスで購入することができ、今後数ヶ月間は、デルの直販チームや正規パートナーを通じて、デルの商用PCの購入に追加することが可能。
  • IDCのWorldwide Modern Endpoint Market Sharesレポートにおいて、3年連続で1位を獲得しました。
  • 2022年のGartner Magic Quadrant for Endpoint Protection Platforms(EPP)において、3年連続でリーダーに認定され、Completeness of Visionでは最も右側に位置づけられる。
  • 2023年 SE Labs Award for Best Endpoint Detection and Response (EDR)を3年連続で受賞、また2023年 SE Labs Award for Best Product Developmentを受賞。
  • フロスト&サリバンのThreat Intel vendor of the yearおよびアジア太平洋地域のManaged Detection and Response (MDR) vendor of the yearに選出、フロスト&サリバンの2022 Frost Radar™でLeaderに選出。Global Cyber Threat Intelligence(グローバル・サイバー・スレット・インテリジェンス)」のリーダーとして選出
  • マイケル・セントナスを社長に昇格。2020年からクラウドストライクのCTO(最高技術責任者)を務めてきたセントナスは、営業、マーケティング、製品・エンジニアリング、脅威インテリジェンス、企業開発、CTOチームなど、同社の製品および市場開拓の機能を統括。
  • 元SentinelOne幹部のDaniel BernardとRaj Rajamaniを、それぞれDICE(データ、アイデンティティ、クラウド、エンドポイント)担当の最高事業責任者と最高製品責任者としてリーダーシップチームに追加。
  • ヨハンナ・フラワーを取締役に任命。
  • Glassdoor’s Best Places to Work in 2023 Listの受賞企業に選出。CrowdStrikeは15位にランクインし、サイバーセキュリティ企業として最高位を獲得。
  • クラウドストライクは、クラウドストライク財団、企業主導型寄付、企業マッチングを通じて、サイバーセキュリティにおける次世代の人材とリーダーシップを育成するために、企業寄付戦略を拡大。今年のハイライトは、CrowdStrike NextGen奨学金プログラムを前年比で33%増加させたこと、Thurgood Marshall College FundとArkwright Engineering Scholarshipsプログラムへの投資を継続したこと。さらに、CrowdStrikeはOperation Motorsport Foundationと退役軍人を支援する画期的なパートナーシップを結び、企業のマッチングギフトを前年比47%増やし、新しいボランティアプログラムCrowdStrike Caresを導入して、私たちの生活と仕事の場での影響を高めた。

カンファレンスコール

ハイライトに記載のないカンファレスコールのポイントを下記にまとめました。

  • 競合環境について、マイクロソフトよりも高い市場シェアを持っており、製品の競争力を提供するために複数のOSをカバーしていることを説明。
  • SMB(中小企業)市場に対して大きな期待を寄せている。SMB市場に特化した軽量なバンドル「Falcon Go」を提供しており、Eコマースエンジンにもアップデートが施されている。SMB市場における成功を収めるためには、パートナーシップやチャネルを活用することが重要であると考えており、最高の技術だけでなく最高の市場投入を目指している。デル社との提携もあり、初期段階ではあるが、SMB市場での成長に期待している。
  • 2024年度に最も大きな影響を与えると思われる新製品はIDであると考え。LogScaleや企業の攻撃対象領域を管理するサーフェスなど、新興ビジネスには大きなチャンスがある。
  • デルとの提携により、さらに多くの顧客にアプローチできるようになった。デルとの提携に関しては、デルが実際にサブスクリプションを販売し、中小企業から大企業まで幅広い顧客層をカバーし、エンドポイント側のマネージドサービスを推進することを目的としている。パートナーシップはまだ始まったばかりであり、ガイダンスには織り込まれていない。
  • ビッグデータAIを活用して、脅威を特定し、それを防ぐことができるような会社を立ち上げた。また、エンドポイントが最も重要であると述べ、自社の技術的優位性に自信あり。AIは、侵害を阻止する方法を実装するために私たちができることの大部分であり、競争上の優位性あり。
  • 急成長と収益性の向上に焦点を当て、営業利益率やフリーキャッシュフロー利益率の目標を持っている。また、成長に対する支出や優先順位についても言及し、今後数年間でモデル化して調整していく。
  • 予算編成環境の変化率について、案件の完了に時間がかかっており、来年も同様の逆風が予想される。セキュリティ・スタックの近代化が最重要課題であり、お客様は最新のプラットフォームへのアプローチと、費用の統合を望んでいる。また、XDRの導入が加速しているかどうかや、XDR戦略を導入したお客様のARRやASPのアップリフトについてはコメントできない。
  • 自社株買いプログラムについて、四半期ごとにその決定を評価し、環境に何が起こっているかを見て検討する。
  • ファルコン・コンプリートの新規顧客、中堅市場、SMB向けの販売について、アメリカの中堅顧客とAPACの中堅顧客は違うため、サイジングも異なり、多くの負担を取り除くことができるため、複数のモジュールを販売するのが重要。また、ファルコン・コンプリートの顧客は、非常に小規模な企業も含まれている。

まとめ

良決算を出し続け、日本でも人気が高いグロース株『クラウンドストライク CrowdStrike(CRWD)』の2023年第4四半期の決算速報をまとめました。さすが決算美人といわれるCrowdstrike、アナリスト予想をすべてクリアしました。ここ最近株価の低下により保有割合下がっていたので買い増しするいいチャンスかもしれません。

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