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クラウドストライク($CRWD)2024年第2四半期の決算速報

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個別銘柄情報
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良決算を出し続け、日本でも人気が高いグロース株『クラウンドストライク CrowdStrike(CRWD)』の2024年第2四半期の決算速報になります。景気後退につき、SaaS銘柄のコストカットにより、株価がなかなか振るわないセキュリティ銘柄ですが、今期のクラウドストライクの決算はどのような結果になったのでしょうか!?そして決算内容に対する市場の反応はいかに!?

私自身クラウドストライクは私のポートフォリオでの保有割合も高く、現在ポートフォリオ全体の7%を占めます。クラウドストライクの企業概要はこちらの記事にまとめていますので、どんな企業か知りたい方はご確認ください。

たごさくP
たごさくP

現在、投資歴3年目で約1,400万円を運用しています。15年で1億円を目指しています。

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今期の決算については、他に以下の企業をまとめています。興味がある企業はチェックしてみてくださいね!

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企業の基本情報

クラウドストライクがどんな企業か詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。なぜたくさんあるセキュリティ銘柄の中、特に注目されているのかがわかります。

2024年第2四半期 クラウドストライク 決算内容

CEO、CFOのコメント

CEO George Kurtz

CrowdStrikeは、第二四半期においてスケールにおける強力な成長を達成し、上下の指標の両方でガイダンスを上回る成果を収めました。
AIパワードのFalconプラットフォームのクラウド、アイデンティティ、次世代SIEMビジネスへのネイティブな能力は市場において唯一無二であり、合計で終了ARR(年間再発生収益)で50億ドル以上に貢献しています。当社のプラットフォーム戦略は競合から差をつけており、顧客が迅速にFalconを受け入れ、ベンダーを統合し、TCOを削減し、より良いセキュリティの成果を達成するために採用するにつれて、高い勝率を達成しています。

CFO Burt Podbere

私たちの執着心のある実行と運用の卓越性が、第二四半期においてスケールで強力な収益成長と、GAAPおよび非GAAPの収益性の新たなマイルストーンをもたらしました。私たちは会社の歴史で初めて、非GAAPの運用利益率の目標モデル範囲を計画よりもはるかに前倒しで達成し、今後は四半期末までに目標モデル内での非GAAPの運用利益率を達成する見込みです。2024会計年度を超えて、私たちは年次ベースで目標モデル内での非GAAPの運用利益率を持続的に提供することを期待しています。

2024 2Q 売上高

結果:$731.6M(前年同期比+37%) アナリスト予想:$724.1M CLEAR!

売上は市場予想を上回りました。新規ARRがそこまで大きく伸びていないので、成長率はやや落ちております

2024 2Q EPS

結果:0.74$(前年同期比+106%) アナリスト予想:0.56$ CLEAR!

EPSはアナリスト予想を大きく上回りました。目標をはるかに前倒しでマイルストーンを達成する良い利益率だったようです。サブスクリプションがメインの企業は顧客が増えるほど利益も増大していくので、しっかりと顧客を増やせてるクラウドストライクは強いですね。

サブスクリプションの年間経常収支(ARR)

CrowdStrikeのARRを見てみましょう。ARRは$2.93Bとなり、前年同期比で+37%と増加し、過去最高を達成しております。当四半期では$196Mの新規追加となっており、前四半期よりに比べて少し改善しております

ARR(Annual Recurring Revenue)とは、年間経常収支のことで、毎年決まって得られる1年間分の収益を指します。ARRはサブスクリプション型ビジネスモデルにおいては、サービスの成長を測る指標として重要視されています。

ガイダンス

評価結果予想前期発表時
FY24 3Q 売上⭕️775.4~778.0M773.97M
FY24通年 売上⭕️3.030.7~3.042.9B3.02B3.000.5~3.036.7B
FY24 3Q EPS⭕️0.740.60
FY24通年 EPS⭕️2.80~2.842.392.32~2.43

ガイダンスは2024年通年、2024 3Qの売上、EPSともに市場予想を上回りました。通年のガイダンスは前回の決算発表から上方修正となりました。

たごさくP
たごさくP

CrwodStrikeの優秀さを目の当たりにした気がします。将来性のある優良銘柄であり、セキュリティ業界を再構築してくれる革新的な企業だと信じています。

ハイライト

  • 2023年7月31日時点で、CrowdStrikeのモジュール採用率は、それぞれ5つ以上のモジュールが63%、6つ以上が41%、7つ以上が24%に増加した。
  • Amazon Web Services(AWS)から2023年のUS ISVパートナーオブザイヤー賞を受賞
  • Frost & Sullivanの2023 Frost Radar™において、クラウドセキュリティのリーダーとして認識される。
  • Gartner Peer Insights™の2023年報告書において、Managed Detection and Response Serviceの顧客の声カテゴリでCustomers’ Choiceに選出。
  • The Forrester Wave™の2023年Q3報告書において、外部脅威インテリジェンスサービスプロバイダーのリーダーに選出。
  • 2023年のSC Awardsで、ベストエンタープライズセキュリティソリューション、ベストManaged Detection and Response Service、SC Awards Europe 2023でベストエンドポイントセキュリティ賞を受賞
  • CrowdStrike Falcon® Identity Protectionが2023 CRN Tech Innovatorアワードで最優秀解決策としてIdentity and Access Managementカテゴリで受賞
  • スペイン国立暗号センター(CCN)STIC製品およびサービスカタログ(CPSTIC)で最高レベルの認証を取得。
  • 新しいFalcon Cloud Securityのイノベーションが発表され、自動的に未管理のクラウドアセットを識別して保護する「1-Click XDR」が含まれている。
  • CrowdStrike Counter Adversary Operationsのローンチが発表され、リーディングな脅威インテリジェンス、脅威ハンター、人工知能を結集する。
  • CrowdStrike 2023 Threat Hunting Reportがリリースされ、アイデンティティベースの侵入が急増しており、クラウドを標的にする攻撃者の専門知識が増えていることが明らかになっている。

カンファレンスコール

ハイライトに記載のないカンファレスコールの質疑応答の箇所をまとめました。

  • 質問1(Saket Kalia – Barclays):第二半期の新規ARR増加について、さまざまな視点からその成長を確認する方法を教えていただけますか?
    • 回答1(George Kurtz):第二半期の自信の要因は、製品とプラットフォームの統合力です。お客様がプラットフォーム上での統合を求めており、特にクラウド、ログスケール、アイデンティティの分野において強力な製品ポートフォリオを持っています。業界をリードするパートナーやエコシステムも拡大し、新しいリーダーであるDell Pax8を迎えるなど、強力な成長が続いています。また、パイプラインも過去最高で、製品の充実度がその要因です。
  • 質問2(Sterling Auty – MoffettNathanson):セールスパイプラインに関する成熟度と強さについて詳しく教えていただけますか?
    • 回答2(George Kurtz):成熟度と強さの要因として、昨年の採用が追い風となっている点が挙げられます。バック半分は採用能力を持って迎える予定であり、それによって成果を期待しています。また、お客様とのコミュニケーションや製品ポートフォリオの優位性が重要で、顧客からの好評や成功事例が次なる成功に繋がっています。
  • 質問3(Andrew Nowinski – Wells Fargo):今後のガイダンスについて、楽観的な要素が多い中、なぜガイダンスをもう少し引き上げないのかについて教えていただけますか?
    • 回答3(Burt Podbere – CFO):ガイダンスには慎重なアプローチをとっており、確認できる情報を元にガイダンスを提供しています。今なお難しい経済環境が続いており、取引が長引いたり、セールスサイクルが長くなることも考慮しています。これらの要因がガイダンスを控えめにする理由です。
  • 質問4(Rob Owens – Piper Sandler):観測可能性に関する点を強調し、LogScaleの成功について質問します。観測可能性の使用事例について、成功を収めている具体的な領域と差別化について詳しく教えていただけますか?
    • 回答4(George Kurtz):LogScaleは次世代SIEMであり、観測可能性の分野でも使われています。多くの顧客がこれを活用し、その成功によって他の顧客にも広まっています。Kubernetesクラスタやクラウド環境、インフラストラクチャの管理など、多岐にわたる使用事例で効果を発揮しており、高い効率性と現代的な成果を提供しています。
  • 質問5(Mike Walkley – Canaccord Genuity):競合他社の動向から、CrowdStrikeへのウォレットシェアの拡大について詳しくお聞かせいただけますか?
    • 回答5(George Kurtz):競合他社の不確実性から、既に多くの顧客が移行しており、長期的で信頼性のあるパートナーを求めています。CrowdStrikeの成長とリーダーシップは、その価値を高めています。動向によって取引が増えており、顧客は安定したパートナーを求めています。
  • 質問6(Gray Powell – BTIG):競争の側面について。EDRの採用率が増える中、エンドポイントセキュリティの価格設定の余地とバイヤーの敏感度について教えてください。
    • 回答6(George Kurtz):顧客はプラットフォーム全体を購入。保護だけでなく、クラウドやエージェントなどの領域も含む。遺産領域でもまだ大きな機会があり、プラットフォーム領域も大きな成長機会。
  • 質問7(Brian Essex – J.P. Morgan):GAAPと非GAAPの支出バランスについて。株式ベースの報酬が増加した背景と、採用環境がキャッシュフローターゲットに与える影響について。
    • 回答7(Burt Podbere):積極的な投資と収益性指標のバランス。株式ベースの報酬のタイミングと控えめな希釈。慎重な採用戦略で目標達成を目指す。
  • 質問8(Jonathan Ho – William Blair):8つ以上の製品を組み合わせた場合のアタッチ率とプラットフォームビジョンについて。
    • 回答8(Burt Podbere – 最高財務責任者):顧客は複数のモジュールを採用。新しいロゴと既存の顧客の成長。新しいロゴからのネット新ARR貢献が高い。
  • 質問9(Gregg Moskowitz – Mizuho Securities):Charlotte AIの価格設定について。他のサイバーセキュリティベンダーと比べて、なぜ顧客に価値を提供し、それを収益化できると考えているか説明してください。
    • 回答9(George Kurtz ):Charlotte AIは仮想アナリストであり、セキュリティ分野での人員不足を解消できる。顧客にとって大きな価値があると考え、価格設定を行う予定。既に実際のイベントで示し、顧客の反応も良好。顧客にとって価値があるならば、収益化できると信じている。
  • 質問10(Gabriela Borges – Goldman Sachs):NRRのアップセルとダウンセルに対するマクロ経済の影響について。
    • 回答10(Burt Podbere):マクロ経済の影響により、ディールのクロージングが遅れている。しかし、成長目標に向けて投資を続け、慎重なアプローチで乗り越えていく意欲がある。
  • 質問11(Patrick Colville – Scotiabank):新興製品の数字と、2025会計年度のオペレーティングマージンのターゲットモデルについて。
    • 回答11(Burt Podbere):新興製品については具体的な数字を提供しないが、興味深い指標を提供している。2025会計年度のオペレーティングマージンは、20%から22%以上の目標に合致する予定であり、他の指標も達成目標を示している。
  • 質問12(Yi Fu Lee – Cantor Fitzgerald):CNAPPについて、他のベンダーとの違いについて。
    • 回答12(George Kurtz):CNAPPはエージェントとエージェントレスを組み合わせ、クラウドセキュリティに特化。プラットフォームの統合性とクラウドセキュリティの強化に成功。拡大と新規ビジネスの増加に貢献。
  • 質問13(Trevor Walsh – JMP Securities):CNAPPとXDRの組み合わせについての顧客の興味と現在の状況について教えてください。
    • 回答13(George Kurtz):CNAPPのテレメトリデータはXDRに統合されており、悪意のある活動の特定やコンプライアンスの支援などに利用されています。クラウドセキュリティで市場で大きなベンダーの1つとして存在感を持っています。
  • 質問14(Peter Levine – Evercore ISI):他社とのAI競争力の違いについて詳しく教えてください。
    • 回答14(George Kurtz):私たちは独自のデータセットを持ち、10年間の脅威ハンティングの経験から得たデータを活用しています。プラットフォームのコンポーネントとして提供され、他のサービスにも適用されます。顧客の反応も好評です。

まとめ

良決算を出し続け、日本でも人気が高いグロース株『クラウンドストライク CrowdStrike(CRWD)』の2024年第2四半期の決算速報をまとめました。さすが決算美人といわれるCrowdstrike、アナリスト予想をすべてクリアしました。決算発表後の株価はやや上昇しております📈。

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