スポンサーリンク

エヌビディア NVIDIA($NVDA)2024年第3四半期の決算速報

スポンサーリンク
個別銘柄情報
スポンサーリンク

メタバースにAIに深く関連し、多くの方が期待を寄せるエヌビディアの2024年第3四半期の決算速報の記事になります。2023年第2四半期から厳しい決算が続き、叩き売られたエヌビディアですが、最近生成AIのムーブメントで調子を取り戻しました。今回のエヌビディアの決算はその結果次第で相場全体を動かしかねないほど重要な決算ですが、はたしてエヌビディアは相場の追い風となることができるのでしょうか?👀。

エヌビディアは半導体メーカーです、というともう古いのかもしれません。現在は『Computing Platform Copmany』なので、半導体が用いられているコンピューティング技術を様々な分野に応用してきたプラットフォーマーと言えるでしょう。

エヌビディアの各事業内容を含め、こちらに詳しくまとめていますのでエヌビディアがどんな会社か興味ある方は是非読んでみてください。

たごさくP
たごさくP

現在、投資歴4年目で約1,400万円を運用しています(投資成績はこちら)。

みなさんいつもありがとうございます。下記ボタンをポチっと応援してくれると嬉しいです!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

今期の決算については、以下の企業をまとめています。興味がある企業はチェックしてみてください。

スポンサーリンク

決算内容

今回の最新の決算と合わせて、これまでの推移を合わせて記載しています。

NVIDIAの創業者兼CEOであるジェンセン・フアンから以下コメントがありました。

  • 私たちの強力な成長は、一般的な目的から加速コンピューティングおよび生成型AIへの広範な産業プラットフォームの移行を反映しています。
  • 大規模言語モデルのスタートアップ、消費者インターネット企業、および世界的なクラウドサービスプロバイダーが最初に動き始め、次の波が構築を始めています。国々や地域のCSP(クラウドサービスプロバイダー)は、地元の需要に対応するためにAIクラウドへの投資を行っており、企業ソフトウェア企業はプラットフォームにAIの共同操縦士やアシスタントを追加しており、企業は世界最大の産業を自動化するためのカスタムAIを作成しています。
  • NVIDIAのGPU、CPU、ネットワーキング、AIファウンドリーサービス、およびNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアは、すべて全開の成長エンジンです。生成型AIの時代が幕を開けています。

2024年 3Q エヌビディア 売上高

結果:$18.12B(前年同期比+206%) アナリスト予想:$16.09B Clear!

売上はアナリスト予想を大きく上回りました。生成AI用GPUの需要のおかげでにDeta Center事業が大きく伸びた影響が大きいです。

2024年 3Q エヌビディア EPS

結果:4.02$(前年同期比+593%) アナリスト予想:3.36$ Clear!

EPSはアナリスト予想を上回りました😭。利益も大きく伸びております。

各セグメントの売上推移と成長率

Data Centerが前年同期比+279%と大きく成長し、この事業だけで1B以上の売上を達成しております。Gaming、Professional Visualizationも底は抜けたようで、前年同期比、前期比でプラス成長をしました。いずれ1B事業となると言われているAutomotiveはやや失速気味です。

単位はMillion $2024 3Q2023 3Q成長率(前年同期比)
Data Center14,5143,833+279%
Gaming2,8561,574+81%
Professional Visualization416200+108%
Automotive261251+4%

Data Center事業

  • 第三四半期の収益は過去最高の$14.51Bで、前四半期比で41%増、前年比で279%増。
  • 新しいNVIDIA H200 Tensor Core GPUを搭載したNVIDIA HGX™ H200を発表。HBM3eメモリを搭載した初のGPUで、システムは来年第2四半期に利用可能になる見込み。
  • AIファウンドリーサービスを導入。NVIDIA AI Foundation Models、NVIDIA NeMo™フレームワーク、およびNVIDIA DGX™ Cloud AIスーパーコンピューティングを使用して、カスタム生成型AIアプリケーションの開発と調整を加速。最初にMicrosoft Azureで提供開始で、SAPやAmdocsが初の顧客となる。
  • NVIDIA Spectrum-X™ Ethernetネットワーキングプラットフォームが、Dell Technologies、Hewlett Packard Enterprise、Lenovoのサーバーに来年第1四半期に統合されると発表。
  • NVIDIA GH200 Grace Hopper Superchips(新しいクアッド構成を含む)が、Jülich Supercomputing CentreのJUPITERシステムやUniversity of BristolのIsambard-AIを含む40以上の新しいスーパーコンピューターに搭載されると発表。
  • グローバルクラウドサービスプロバイダーとの進展:
    • Google Cloud Platformが、NVIDIA H100 Tensor Core GPUとNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアを搭載した新しいA3インスタンスをGoogle Cloud Marketplaceで一般提供。
    • Microsoft Azureは、NVIDIA Omniverse™ Cloud Servicesへのアクセスを提供し、自動車のデジタル化を加速するための新しいインスタンスを提供。次年度にはH200 GPUも搭載予定。
    • Oracle Cloud Infrastructureが、NVIDIA DGX CloudとNVIDIA AI EnterpriseソフトウェアをOracle Cloud Marketplaceで提供開始。
  • Amdocs、Dropbox、Foxconn、Genentech(Roche Groupのメンバー)、Infosys、Lenovo、Reliance Industries、Scaleway、Tata Groupなど、AIイニシアティブで主要企業と提携。
  • 最新の2つのMLPerfベンチマークで記録的なパフォーマンスを発表。NVIDIA Eos AIスーパーコンピューターがGPT-3モデルのトレーニングを前回記録の3倍の速さで実施。
  • NVIDIA® CUDA® Quantumプラットフォームへの世界的なサポートが拡大。イスラエル、オランダ、英国、米国で新しい取り組みが発表。

Gaming事業

  • 第三四半期の収益は$2.86Bで、前四半期比で15%増、前年比で81%増。
  • DLSS 3.5 Ray Reconstructionを発売。これにより、高度なレイトレーシングゲームやアプリ(Alan Wake 2やCyberpunk 2077など)の高品質なレイトレース画像が生成される。
  • Windows向けにTensorRT-LLM™をリリースし、オンデバイスLLM推論を最大4倍高速化。
  • DLSSゲーム56本とReflexゲーム15本を追加し、RTXゲームおよびアプリケーションの合計数は475を超える。
  • Alan Wake 2、Baldur’s Gate 3、Cyberpunk 2077: Phantom Liberty、Forza Motorsport、Starfieldなどを含むGeForce NOW™でのゲーム数は1700以上。

Professional Visualization事業

  • 第三四半期の収益は$416Mで、前四半期比で10%増、前年比で108%増。
  • Mercedes-BenzがNVIDIA Omniverseを使用してデジタルツインを作成し、世界中の製造および組み立て施設の計画、設計、構築、運用を支援。
  • NVIDIA RTX™ 6000 Ada Generation GPUおよびNVIDIA ConnectX® smart interface cardsを搭載した新しいデスクトップワークステーションラインを発表。これにより、小規模なAIモデルのトレーニング、モデルの微調整、ローカルでの推論が可能。

Automotive事業

  • 第三四半期の収益は$261Mで、前四半期比で3%増、前年比で4%増。
  • Foxconnとの協力を進展させ、次世代の電気自動車を開発。次世代NVIDIA DRIVE Hyperion™プラットフォームおよびNVIDIA DRIVE Thor™システムオンアチップを使用。

2024 4Qのガイダンス

2024 4Q売上予想 結果:$20.00±2%B アナリスト予想:$17.82B Clear!

来期の2024年3Qのガイダンスは市場予想を大きく上回りました。AI用GPUのおかげですごい伸び率です。

  • 2024年 4Q 売上高:$20.00B ± 2%(前年同期比+231%)
  • GAAPベースの粗利益率は74.5%、非GAAPベースの粗利益率は75.5%(±0.5%)となる見込み
  • 営業費用は、GAAP方式及びNon-GAAP方式ともに、それぞれ約$3.17B及び$2.20Bとなる見込み
  • GAAP基準および非GAAP基準のその他収益・費用は、非関連会社投 資の損益を除き、約$200Mの費用となる見込み
  • GAAP方式およびNon-GAAP方式の税率は、個別項目を除いて15.0%(±1%)となる見込み

カンファレンスコールの内容

カンファレスコールの内容についてまとめていきます。

CFOのコメント

  • 第3四半期の収益は前四半期比34%増の$18.1B。データセンター事業が好調で前四半期比41%増収。
  • 新たな輸出規制により、中国などへの一部製品の輸出にライセンスが必要となったが、他地域での強い需要成長で補える見通し
  • H100テンソルコアGPUの需要が非常に強く、供給を順次拡大している。新GPUアーキテクチャの投入も継続する。
  • インフィニバンド・ネットワーク事業が大幅成長。イーサネット市場にも新製品で参入を加速。
  • ゲーム事業が新GPUの投入などで前四半期比15%増収。
  • 第4四半期の売上高は前四半期比14%増の$20.0B(±2%)を見込む。データセンターが牽引。

質疑応答の内容まとめ

  • 第4四半期の中国向けデータセンター事業の売上は、新輸出規制の影響で大幅減少する見込み。ただし他地域での需要拡大により補える。
  • ジェネラティブAIの出現により、ソフトウェアとハードウェアの両面で過去数十年最大規模の市場拡大が起きている。
  • NVIDIAはH100 GPUの生産能力を順次拡大している。また新GPUアーキテクチャも継続的に投入し成長の原動力とする。
  • インフィニバンド高速ネットワーク事業が大幅成長を遂げており、AIファクトリーのネットワークとして極めて有望。さらなる拡大が期待される。
  • エンタープライズ市場へもAIソリューションを提供するため、新たなEthernet製品を投入する計画。
  • AI関連のソフトウェアとサービスが堅調に推移し、年に$10Bの水準に達する見込み。
  • ARMベースのGrace Hopperは来年には新たにマルチ$10B規模の製品ラインへと成長する計画。
  • 2025年までデータセンター事業が2ケタ成長を遂げると予想。AI市場は世界的に拡大を続けている。

まとめ

半導体メーカーから『Computing Platform Company』 に変貌を遂げたNVIDIA($NVDA)の2024年第3四半期の決算速報を記事にしました。決算発表後は株価は微増微減となっておりますが、相場が開いた後の大きな上昇に期待が集まります。今晩が楽しみです。技術という面ではテクノロジーの発展に大きく寄与する素晴らしい企業なので、私のポートフォリオのエースとしてしっかりとホールドしておきます🙄。

コメント

タイトルとURLをコピーしました