中国版TESLAと名高い中国のEVメーカーNIOの2023年第3四半期の決算まとめ記事になります。すっかり更新することを忘れており、決算発表からだいぶ日が経ってしまって申し訳ないです🙇。
NIOは以前は日本の個人投資家にとても人気な銘柄でしたが、最近株価が厳しい状況が続きます。ですが、まだまだNIOの決算には多くの方が注目していると思いますので決算の記事を作成しました。
現在、投資歴3年目で約1,500万円を運用しています。15年で1億円を目指しています。
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今期の決算については、他に以下の企業をまとめています。興味がある企業はチェックしてみてくださいね！
企業の基本情報
車種やNIOの強み、競合の情報などの企業概要はこちらの記事にまとめていますので、気になる方は合わせてご確認ください。
2023年第3四半期 NIO 決算内容
2023 3Q 売上高
結果：2.61B$（前年同期比+8％） アナリスト予想：2.63B$ MISS!
売上は予想を下回りましたが、前年同期比+47%、前四半期+117%と大きく回復はしています。
2023 3Q EPS
結果：-0.31$（前年同期比-3％） アナリスト予想：-0.43$ Clear!
EPSはアナリスト予想を上回りました。車両マージンが回復しつつあります。2022 1Qでは18%ほどありましたが、現在は11%となっております（2023 2Qは6%）。
黒字化のマイルストーン通りに進んでいるのかかなり心配です😱。
ガイダンス
2023 第4四半期売上予想：$2,204~2,289M（アナリスト予想$2,690M）
アナリスト予想は大きく下回っております。
- 納車台数：47,000~49,000台（前年同期比+17% ~ 22%）
- 売上：$2,204~$2,289 M（前年同期比+0% ~ +4%）
CEOとCFOのコメント
William Bin Li (CEO)
2023年第3四半期にNIOは55,432台の車両を納品し、堅調な対前年比成長率75.4％を記録し、四半期の納品記録を更新しました。中国自動車技術研究センターの小売販売データによると、NIOは2023年第3四半期に中国の300,000元以上の価格帯で最も売れた電気自動車メーカーであり、市場シェアは45％です。
Steven Wei Feng（CFO）
2023年第3四半期の当社の車両マージンは、平均販売価格の上昇、車両のコスト削減、および規模の経済に起因して11％に向上しました。2023年9月および10月にNIOは1.15億ドル相当の転換社債を引き受け、当社の財務基盤を強化し、激しい競争に対処するための継続的な取り組みを支援しています。
財務ハイライト
- 第3四半期の車両納品は37,585台のプレミアムスマート電気SUVと17,847台のプレミアムスマート電気セダンから成り、前年同期比で75.4％、前四半期比で135.7％増加。
- 第3四半期の車両売上はRMB17,408.9M（US$2,386.1M）、前年同期比で45.9％増加、前四半期比で142.3％増加。
- 第3四半期の総収入はRMB19,066.6M（US$2,613.3M）、前年同期比で46.6％増加、前四半期比で117.4％増加。
- 総利益はRMB1,523.3M（US$208.8M）、前年同期比で12.2％減少、前四半期比で1,650.9％増加。
- 総利益率は第3四半期が8.0％で、前年同期は13.3％、前四半期は1.0％。
- 運営損失は第3四半期がRMB4,843.9M（US$663.9M）、前年同期比で25.2％増加、前四半期比で20.3％減少。
- 調整後の運営損失（非GAAP）は第3四半期がRMB4,240.4M（US$581.2M）、前年同期比で30.1％増加、前四半期比で22.4％減少。
- 純損失は第3四半期がRMB4,556.7M（US$624.6M）、前年同期比で10.8％増加、前四半期比で24.8％減少。
- 調整後の純損失（非GAAP）は第3四半期がRMB3,953.2M（US$541.8M）、前年同期比で13.0％増加、前四半期比で27.4％減少。
- 現金、現金同等物、制限付き現金、短期投資および長期預金は2023年9月30日時点でRMB45.2B（US$6.2B）。
カンファレンスコール
カンファレスコールの内容をまとめました。
- 9月にはセカンドジェネレーションのEC6を発売し、NT2プラットフォームのラインナップが完成した。
- 第3四半期の自動車マージンは11%となり、コスト削減の効果が表れている。
- NIOはバッテリースワップの標準化とネットワーク共有について、長安自動車と吉利汽車と提携した。
- NIOは12月23日に年次イベント「NIOデイ」を開催し、新フラッグシップモデルを発表する。
- NOP+自動運転機能の都市道路版を順次リリースしており、年内に6万kmの道路をカバーする計画。
- 欧州5カ国でNIO Houseやサービスセンターなどのインフラを整備しているが、当面は市場テストに注力する。
- 人員とプロジェクトの見直しにより、2024年の費用を約20億元削減する。
納車台数の推移（EVメーカーのKPI）
今期の納車台数は元々想定していた55,000~57,000台の下限ぎりぎりの55,432台でした。来期はガイダンスにも示した通り47,000~49,000台を見込んでいるようで、前年同期比+17% ~ 22%と全四半期に比べたらやや弱気です。
まとめ
中国版TESLAと名高い中国のEVメーカーNIOの2023年第3四半期の決算速報になります。NIOは以前は日本の個人投資家にとても人気な銘柄でしたが、厳しい現状は続きます。私はホルダーですが、追加するつもりはなく、塩漬けでほっとく予定です😢。
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