今回は投資における超重要事項『損切り』について説明していこうと思います。私は最近になってようやく塩漬け銘柄の大半を処理しましたが、損失確定の額も大きく(100万円ほど)非常に心苦しかったです。皆さんにこんな思いをしてほしくないので、正しい損切りの方法をお伝えできればなと思います。
投資は損失は小さく、利益は大きくしていくことが重要です!
はじめに結論をまとめておきます。詳細は具体例などを入れてわかりやすく解説しているので、投資未経験社・初心者やまとめでピンときていない方は続けて読んでくださいね!
損切りができない理由
損切りができない人の意思決定力がないからというわけではありません。損切りが難しいのは人間の心理的に当然のことで、皆誰しもが損切りの判断には苦労をするのです。
それはなぜでしょうか?これは2つの要素『損失回避バイアス』と『プロスペクト理論』で説明することができます。
損失回避バイアス
損失回避バイアスとは、人間が損得の判断を迫られた時に、本能的に損をする決定や判断を回避しようとすること。
損失も言わば失敗にあたると考えると、損を確定させる『損切り』はどうしても回避したくなります。場合によってが損失はどんどん大きくなり、いつかプラスになると信じて判断を先延ばし(損失回避バイアス)にし、結果として私のように含み益率50%以上のモンスター(30%以上の損失を確定させた銘柄リストは以下)を生み出してしまうのです。損失確定額は100万円でした。
損益率 | |
EH | -64% |
DDD | -46% |
IDEX | -39% |
KOPN | -34% |
プロスペクト理論
プロスペクト理論とは、リスクを伴う判断を下すときに、人は客観的なデータよりも「感情や感覚」によって理性的でない非合理的な決定を下してしまうこと。
損失も言わば失敗にあたると考えると、損を確定させる『損切り』はどうしても回避したくなります。場合によってが損失はどんどん大きくなり、いつかプラスになると信じて(プロスペクト理論)判断を先延ばし(損失回避バイアス)にし、結果として私のように含み益率50%以上のモンスター(30%以上の損失を確定させた銘柄リストは以下)を生み出してしまうのです。
仕事でいうと、仕事で発生した小さなミスを怒られるのが嫌だし上司にバレないで挽回できるだろうから報告を先延ばしに、後に大きくなって発覚して大炎上するようなものですね。
損切りをしないとダメな理由
そもそもなんで損切りをしないといけないのでしょうか?
これは投資の機会損失に繋がるからです。機会損失ってどういうことという方に、学校のテストと紐づけて説明していた非常にわかりやすい話があったので説明します。
学校のテストで制限時間10分で5問のテストがあったとします。1問目の問題が難しいと感じた場合あなたはどうしますか?
あなたは「解けるはずだ!」と1問目を解き続けるでしょうか?答えはNoだと思います。時間は10分と有限(≒資産も有限)なので1問目の難問(≒損失銘柄)を飛ばして(≒損切り)、次の問題に行くと思います。そもそも5問全部難問と感じた場合は単純に勉強不足(株の勉強不足)ですね。
損失の多い銘柄は早く損切りして、次の有望な銘柄に投資しようということですね!
もちろん、損切りしなくても良い場合もあります。特にインデックスへの積立投資であれば、損切りする必要なく、淡々と積み立てていけば良いです。最初のどのインデックスに投資するか決めてしまえば、そのあとは何も考えなくて良いので楽ですね。下記記事をご参照ください。
特にお伝えしたいのは、『この銘柄は有望だから多少の損が出ても問題ない』と考えるのは危険だということです。これは完全にプロスペクト理論ですね。有望だと思い込んでいるのは自分だけで、市場の評価が株価な訳なので、そして損失を確定させることから逃げる訳(損失回避バイアス)です。
損切りの方法
もちろん、全ての銘柄において損切りをしなくてはならないわけではありませんし、損失が出たタイミングですぐ損切りする訳でもありません。そもそも損失が出た時、人間の心理的にすぐに損切りはできないです。
では、どうやって損切りをコントロールするのでしょうか?
答えは、人間の心理とは切り離して『機械的に損切り』を実施するのです。機械的に損切りを行ってくれるのが逆指値の設定になります。ほとんどの証券会社に設定はあると思いますが、具体的に画面を見せて説明します。
私の使っている証券会社についてはこの記事で説明していますので、興味がある方はみてみてください。
逆指値を設定するまでの具体的には以下の手順で実施する方が良いと思います。
- 損切り(逆指値)のルールを決める(例:購入時の株価から-10%下がったら損切り)
- 株を購入した際に逆指値を設定する(上図参照)※買った時にすぐやりましょう!!
- 逆指値の設定が切れるタイミングで再度逆指値を設定
私自身は短期投資分においては逆指値を毎回設定しています。基本的に-10%を設定していますので、ボラティリティの高い銘柄はすぐ逆指値でいなくなる可能性があるので少し高めの-20%と設定しています。
ここはご自身のルールとして決めておくと良いと思いますが、-10%で損切りをして優良な銘柄を厳選していくというのも良い方法だと思います。
逆指値での失敗をお伝えしますので、皆さんも気を付けてください!!
- 逆指値ではなく指値を設定してしまい、買った銘柄を速攻売却してしまった 👉注意しましょう!
- 逆指値の期限が切れていることを忘れており、その銘柄($BNTX)が大暴落して大きな損失を叩き出した 👉期限切れのリマインドをスマホ等で設定しましょう!
まとめ
今回は投資における超重要事項『損切り』について説明しました。私は最近になってようやく塩漬け銘柄の大半を処理しましたが、損失確定の額も大きく(100万円ほど)非常に心苦しかったです。皆さんにこんな思いをしてほしくないので、正しい損切りの方法を身につけていきましょう!
私は妻が専業主婦になっても余裕をもって暮らしていけるよう資産形成をしています。専業主婦になるための条件が気になる方は以下の記事も読んでみてください。
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