一般庶民投資家30代サラリーマンの2021年8月の投資パフォーマンス(運用額1,000万円ほど)を公開します。また、今月実施した市場全体の調整局面における利益を伸ばすための行動、米国決算時期における手軽に利益を得るための方法、空売り(ショート)について解説していこうと思います。

私は現在、投資歴14ヶ月で約1,000万円を運用しています。運用益は100万円ほどです。

今月は月末に超重要イベント”ジャクソンホール会議”がありましたね。また、中国は規制強化が幅広い産業(IT、教育など)に広がり、中国株は大きな調整をむかえた局面がありました。

ジャクソンホール会議は特にサプライズもなく、株価に大きな影響が与えませんでしたね。中国関連銘柄も保有銘柄はそこまで多くないですが、買い増しした銘柄がやや不安ですね。
さて、これまでの資産の推移、今月の売買銘柄、今月特に感じたことなどお伝えできればなと思います。
- 市場全体の調整局面における利益を伸ばすための行動とは?
- 米国決算時期における手軽に利益を得るための方法とは?
- 空売り(ショート)ってよく聞くけど、実際のところどうなの?
一般庶民投資家の投資パフォーマンス
2021年8月までの投資パフォーマンス
今月は一時調整局面があったものの、月末は長期・ハイグロース筆頭に堅調に推移しまずますのパフォーマンスとなりました。


S&P500指数に対してまだ下回っていますね。
やはり投資に時間を割きたくない人は、米国株or全世界の指数を愚直に積立投資することが最適解だと思っています(青点線)。やっぱり安定感が違いますね。
先月との比較

下のグラフからはわかりにくいですが、実は短期・トレンド枠はほとんどキャッシュに変えて長期・グロース株を買い増しています。何を考えていたのでしょうか?
2020年8月 | 2020年7月 | 前月比 | |
評価額[円] | 11,168,233 | 9,678,184 | +875,897 |
損益額[円] | +1,802,294 | +1,098,090 | +715,023 |
損益率 | +18% | +12% | +6% |
元本[円] | 9,969,008 | 9,082,291 | +875,897 |

特定の株価ではなく、全体的に株価が下がる局面というのは利益を得やすいタイミングと考えます!要は優良銘柄も下落しているから、購入するにはもってこいのタイミングです。地合が良くなればまたその分グンと上がります。
- 長期で保有したい優良銘柄を銘柄を事前に選定しておく(今回私の場合は$SE狙いでした)
- 調整局面が来そうな怪しい雰囲気がある場合、キャッシュポジションを作る(私は短期・トレンド枠を売却してキャッシュを捻出しました)
- 底はわからないので段階的に購入する方がリスクは低い(私は長期保有前提なので一括)
- 地合がよくなるまで待つ(私は既に今回の$SEで+11%の利益)
現在のポートフォリオの構成とパフォーマンス

今月は調整局面で、積極的に売買をしたため少しポートフォリのバランスが崩れましたね。ここから修正していきます。

- 長期・バリュー株:指数のためボラティリティは低く安定。
- 長期・グロース株:順調に推移、特に$NVDA, $SE, $CRWD, $Uが貢献。
- 仮想通貨:8月急回復
- ドリーム枠:厳しい展開、調整局面で大きく売られ下落(特に$KOPN, $EH, $NNDM )。
- 短期・トレンド枠:一部売却し、残った銘柄が不調のため損益率はマイナス(特に$BTNX)
こちらの記事で、各枠の狙い、役割と銘柄を記載しています。
今回決算後の株の動きを見ていましたが、IPOしてから間もないが超全決算を叩き出した銘柄の株価の上がり方が凄まじいことに気がつきました。これは短期として非常に有効だと思いました。

今回の超絶決算のチャートと決算後にインした場合どれくらい利益を得られるのか見ていきしょう。


こんな短期間でこのパフォーマンスはすごいですね!

ただ、一度大きく上昇したのちに、利確で売られることもあるので、指値、逆指値は必須だと思います。加えて地合の影響もあるので、毎回勝てる訳でもないことに注意が必要です。なのでリスク許容度を検討したのちトライしてみてください。
あとは決算情報をいち早く教えてくれるアカウントをフォローしておくことが必要ですね。下記に私がいつも決算情報参考にしているかたアカウント紹介します。
- S&P500銘柄入りニュースで購入
- 超絶良決算銘柄(IPOしてから日が浅い)を購入 ←NEW ※ポイントはすぐ入り指値、逆指値を入れること!

短期でのトレードの場合、プレ、アフターで売買でき、扱っている銘柄も多いマネックス証券がおすすめですね。私は、長期保有、日本株はSBI証券、短期保有はマネックス証券にしています。
- アフター:株式市場が閉まった後
- プレ:株式市場が開く前
売買銘柄
今月は、先月から引き続きのポートフォリオ調整およびに決算発表や調整局面により売買を多く実施しました。また、新たに空売り(ショート)を実施し始めました。空売りについては下記で詳しく説明します。
特に今回の調整局面で、短期・トレンド枠は半分近く売却してキャッシュポジションを厚めにし、その代わりに長期・グロース枠の買い増しをしました。私としてはうまくいったとお思っています。
- $BNTX(短期・トレンド枠):新規購入・・・良決算のため
- $JNJ(長期・バリュー株):売却(利益+10万)・・・PF調整のため
- $ASTR(短期・トレンド枠):売却(利益+4万)・・・短期売買
- $FUTU(短期・トレンド枠):買い増し(1回目)・・・下げすぎのため
- $FUTU(短期・トレンド枠):買い増し(2回目)・・・下げすぎのため
- $NIO(長期・グロース枠):買い増し・・・良決算だが株価に反映されていないため
- $DKNG(短期・トレンド枠):売却(利益+2万)・・・短期売買
- $PINS(短期・トレンド枠):売却(損失-7万)・・・短期売買
- $SE(長期・グロース枠):買い増し・・・ずっと買い増ししたかった銘柄
- $AAPL(長期・グロース枠):買い増し・・・なぜ買ってしまったのか
- QQQ ETF(短期・トレンド枠):空売り・・・今後の調整局面へのリスクヘッジ
信用取引のひとつです。株価が下がる場合に利益を得ることができます。イメージは下記になります。信用取引なので、証券会社から株式を借り、決済期日までに買い戻して株式を返却することになります。
私が空売りするのは保有株のリスクヘッジが目的です。私の長期・グロース枠は基本的に売却しないので、調整局面では下落します。なので、市場が調整局面を迎えそうなタイミングで自分の保有銘柄に近いETFを空売りして、下落中でも資産を減らしすぎないようにするのです。


空売りは今回が初めてなので、少額で実施中です。調整局面は、FRBによるテーパリングや利上げの判断、デルタ株感染拡大による経済活動の縮小などが想定されます。
まとめと来月の展望
今月のポイントは以下になります。資産を拡大するためにぜひ実施してみてください。もちろんリスクを考え、自分のリスク許容度に合っているのか考えてからです。
来月以降はテーパリングがいつ始まるかによって株式市場全体の調整局面を迎えるのかが気になるところです。ここ最近の米国株は強すぎることが懸念されていることもあり、年内までに一度は下がるのではと推測している人も多いです。特に9月はボラティリティが高い傾向があるので、無理な短期投資はしないように心がけようと思います。
- 市場全体の調整局面における利益を伸ばすための行動とは?→短期枠を売却、長期枠を購入
- 米国決算時期における手軽に利益を得るための方法とは?→IPOして日が浅い超絶良決算銘柄を短期で売買
- 空売り(ショート)ってよく聞くけど、実際のところどうなの?→長期・グロース枠のリスクヘッジが目的

今月は資産を増やすためにいろいろな試みができ大変満足です。次はなんとしても超絶決算銘柄で短期売買をしてみせます!四半期後ですかね、楽しみです。
コメント