毎月恒例、2021年5月の投資実績を公開します。今月は、グロース株(テクノロジー系成長株)の暴落、仮想通貨(ビットコイン)の大暴落があり、一時期目も当てられない状況になりました。資産が減るところを日々確認することは悲しいですね。投資をしている以上、一時的に資産が大きく減ることは避けられません。ここでは、世の中でどんなことが起きたから、株価や仮想通貨が下がったのか、また資産を減らさない工夫があったのか、逆にこれから資産を増やすためにどうすれば良いのか記載していこうと思います。
2021年5月の投資実績
2020年10月以来の元本割れとなる日もありました。我慢の月でしたが、月末に向けて、テック系の銘柄が上昇し始めましたね。
たごさくさんの結果を見ていると、個別銘柄に投資していくよりもS&P500に投資していく方が良さそうですね。
痛いところつかれましたね。S&P500のように分散できている投資対象の方が安定感はあります。私のポートフォリオの大部分はグロース株なので爆発力はあるのですが、ボラティリティが高い(上げ下げが激しい)です。そこはリスク許容度次第で選択してくださいね。
ポートフォリオの構成と損益率
大きく足をひっぱているの成長期待のドリーム枠ですね。ここが復活しないと利益率はよくならないでしょう。今後ドリーム枠で追加投資するとしたら、ドリーム枠の利益率がプラスになるか、ドリーム枠の構成比率が10%以下になったときと決めています。
ハイグロース株で夢を見すぎると痛い目を見るというのを身を持って経験しましたね。ただこれは「短期目線での運用では」です。将来的に10バガー(10倍株)になる可能性だってもちろんあります。ただ、ポートフォリオの構成割合としては大きくしすぎたのが私の大反省点です。
先月との比較
先月に比べ、評価額は下がっています。原因は各分類の比較からわかるように、仮想通貨の暴落ですね。損益確定部分も下がっていますが、決算が悪かった銘柄の損切りによる減少です。
2020年5月 | 2020年4月 | 前月比 | |
評価額 | 9,342,862 | 9,568,882 | -226,020 |
損益 | 798,817 | 1,120,602 | -321,785 |
損益率 | 9% | 13% | -4% |
元本 | 8,779,221 | 8,780,748 | -1,527 |
仮想通貨はボラティリティが大きいですね。なぜこんなに下がったかは記事の後半で説明しますね。
売買銘柄
今月の売買銘柄は以下になります。売却した銘柄、購入した銘柄が1つずつです。反省としては、決算前の購入、いわゆる決算ギャンブルは避けるべきだったことですね($FSLY)。$DKNGは決算後に購入しました。良い決算なのに、地合のせいで上がっていなかった、かつ高値から大きく下がっていたためです。今後の伸びに期待ですが、短期・トレンド枠なのである程度利益出たところで利確する銘柄になります。
2021年5月の相場(保有株関連)
今月は、ハイパーグロース(テクノロジー系成長株)の暴落、仮想通貨(ビットコイン)の大暴落がありました。また、私の保有銘柄の決算も多く、先月に引き続きイベントが多かったですね。
仮想通貨大暴落
ビットコインは4月に1ビットコインあたり700万円まで到達しましたが、現在では400万円程度と大暴落しました。ここ10年で月の暴落率では最大だったようです。他の仮想通貨(イーサリアム、リップルなど)も同様です。
仮想通貨の存在感が増してきたゆえの規制でしょうね。投資タイミングの判断としては非常に難しいですね。
買うべきか買わざるべきか非常に迷いますよね。まだここから下落する可能性は全然あると思いますが、長期目線で仮想通貨の購入を検討しているのであれば段階的に購入するのもありだと思います。ただし、ボラティリティが高いので、ポートフォリオ全体の3%以内が推奨です。私はイーサリアムの購入を検討しています(ターゲット20万円/ETH)。
米雇用統計
5月に発表された4月の米国雇用統計は市場予想を大きく下回りました。つまり、実体経済がまだ追いついていないことを意味し、米国政府による金融緩和は続くと予想されます。この発表では、株価にほとんど反応はなかったですね。ただし、今後雇用の急回復が続けば、FRBが金融緩和について議論を始め、株価が不安定になることが予想されますので、来月の雇用統計も要チェックです。
4月結果 | 市場予想 | |
雇用者(非農業) | 26,6万人増 | 97.8万人増 |
失業率 | 6.1% | 5.8% |
金融緩和、金利の上昇、株価の関係については以前の記事で説明しているので、よくわからない人は読んでみてね。なんで株が上下するのか、その要因を知っておくことは大事です!
CPIショック
CPIとは消費者物価指数のこと。5月に発表された4月の米国のCPIは市場予想を大きく上回りました(市場予想3.6%に対して4.2%)。コロナ不況から消費意欲が復活してきているという意味では良いですが、株価には向かい風となりました。景気の回復は、政府による金融緩和が縮小に向かうことを意味しています。
今月の大きな下落は絶好の買い場でしたね。指値を低めに設定して、買うチャンスを狙っていたのですがうまく躱されました。やはり、買うときは何段階かに指値を設定して買うべきですね。指値とは、○$になったら買うよという予約みたいなものです。
金利の上昇に関しては2月の記事に書いたので上のリンクをご参照ください。金融相場における金利と株価は密接な関係がありますので、米国国債10年利回りは主要な米国株式指数と一緒にチェックしています。
保有銘柄の決算
保有銘柄の決算はやはり気になるものです。今の相場だと決算が良くても株価が上がらないことばかりですね。逆に決算を失敗した銘柄は-10%近く下がりました。金融緩和の引き締めが意識され、グロース株はちょっとでもマイナス要素があるとすぐに反応します。
個別銘柄に投資している方は自分の保有銘柄の決算は確認することを推奨します。特にグロース株は決算の結果次第で大きく上下に振れます。
長期・グロース枠
ドリーム枠
短期・トレンド枠
まとめと6月の展望
私にとって今月の1番のインパクトは仮想通貨の大暴落でした。ボラティリティの大きさを改めて実感させられましたね。また、金融緩和の引き締めが常に意識された地合で、株価の上下がありました。久しぶりに利益率マイナスに到達してショックでした。ただし、長期目線では、優良な銘柄の大きな株価の下げは絶好の買い場だと思います。今回の保有株の大きな下落局面で買い増しがうまくできなかったことを後悔しています($SE、$TSLA、$CRWD)。
6月の1週目に5月の米雇用統計の発表、$NVDAの株式分割があります。また、仮想通貨の価格の動きは気になりますね。6月で下がれば買い増そうと思っているのは、イーサリアム、$SE、$TSLA、$CRWDですね。上がれば売ろうと思っているのは、短期・トレード枠です。
来月の投資実績も楽しみにお待ちください!では!
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