2021年3月の投資実績を公開します。今月も2月に引き続き、資産が増減する結果となりました。グロース株は一時調整局面ついに終了かと思わせておいて、また月末に大きく下落するというパターンです。今月は金利の上昇だけではなく、中国銘柄への不安も相次ぎ、私のポートフォリオには大きなダメージとなりました。


今月7桁の大台に乗るかと思ったけどダメでしたね。株価下落局面は長期視点では絶好の買い場かもしれません。私は欲しかった銘柄を買い増しするいいチャンスになったと前向きに捉えています。
2021年3月の投資実績
先月との比較
今月はほぼ入金による評価額の増加のみでした。損益はまだプラスですが、今月は4%まで下がったことももありました。長期視点での投資ということで、日々の増減には一喜一憂しないようにしていますが、気になってしまいますよね。
2020年3月 | 2020年2月 | 前月比 | |
評価額 | 8,962,630 | 8,294,096 | +668,534 |
損益 | 787,051 | 746,436 | +40,615 |
損益率 | 9% | 9% | 0 |
元本 | 8,507,306 | 7,890,863 | +616,413 |

グロース株には厳しい相場が続いているね。こんな時こそバリュー株だね!

株は安い時に買って、高い時に売るという考えに基づくと、グロース株は今が買い時とも言えるよ!
資産構成比
今月の調整局面によりポートフォリオを見直しました。区分をより細かく分けることによって、どの銘柄を売買すべきか自分でわかりやすくなるようにしました。

- 長期・バリュー枠・・・インカムゲイン(配当)目当て、基本的に売買はしない
- 長期・グロース株・・・長期目線でのキャピタルゲイン(売買利益)目当て、基本的に売らず暴落時は買い増す
- 仮想通貨・・・長期保有(総資産の3〜10%で保有)
- ドリーム枠・・・ハイグロース銘柄(ぶっちゃけ塩漬け銘柄)、夢がなくなった時点で売却
- 短期・トレンド枠・・・トレンドに乗って売買する銘柄、利確・損切を積極的に行う(イナゴ銘柄)

3月はグロース株よりバリュー株の方が利益率が良かったです。一番酷かったのがドリーム枠で、今の相場では小型グロース株が売り叩かれ、-17%となりました。景気回復を見据えたバリュー株へのシフトが起こっているのかもしれませんね。
売買銘柄
3月は長期・グロース株と短期・トレンド株が割安と思い、新規購入、買い増しを行いました。また、バリュー株、トレンド枠を一部売却しました(大失敗でしたが)。
- $NVDA・・・買い増し(成功、決算◯)
- $SQ・・・買い増し(成功、決算◯)
- $U・・・新規購入(成功、決算◯)
- $FUTU・・・買い増し(成功、決算◯)
- $IBM・・・売却(成功、決算✖️ 調整局面終了と思いキャッシュを増やすため売却、バリュー株は売る必要なかった)
- $NEM・・・売却(成功、金の価格がしばらく上がらないと判断)
基本的に決算が良かったグロース株を買い増し、新規購入しました。私の中では安く買えたということで満足です。キャッシュを増やすためにバリュー株を売ったのは失敗かなと思いました。しかし、決算で大きく失敗していたことも考えれるとただの後出しです(今IBMがなぜか株価すごいあがっているため)。

1月あたりはドリーム銘柄ばかり購入していて痛い目を見たので、少し大きい会社を安く仕入れました。調整局面脱却後の株価上昇に期待ですね。
2021年3月の相場
3月も私のポートフォリオにダメージを与えるようなニュースがいくつもありました。ひとつずつ簡単に説明したいと思います。
SLR緩和解除に伴う金利上昇
FRBがSLR(補完的レバレッジ比率)と呼ばれる米銀資本規制の特例措置を3月末で終了することを決定しました。これに伴い長期金利が急騰するリスクが高まっています。先月の投資実績で説明した通り、長期金利が急騰すると、グロース株は売られやすくなります。
2008年の金融危機後に導入された規制。当時、米国銀行は十分な資本を積み増してこなかったことにより経営破綻の危機に陥った。そこでFRBは銀行に対して十分な自己資本を積み増すよう規制を強化。
FRBは2020年3月のコロナショックを受けて、市場でのお金の流動性を上げるためにSLRの規制を期間限定で緩和しました。今年3月に入り、ワクチンの普及も順調で、ようやく経済活動回復の見通しが立ってきたということから、規制の緩和を続ける必要がないと判断されました。これにより、銀行は国債を売る必要が出てきて、国債の価格が暴落し、金利が上昇してしまうリスクが出てきたのです。
米国市場における外国企業への規制強化
米証券取引委員会(SEC)は、米国の監査基準を満たさない外国企業を米市場から締め出す規制の導入を開始したことを明らかにした。これにより、アメリカで上場している中国銘柄の株価は大きく値下がりした。

結構中国銘柄保有していたので大きなダメージを受けました。
米投資会社経営危機に伴う市場へのインパクト
米投資会社アルケゴスは自己資本を担保に、レバレッジをかけたリスクの高い投資をしていました。運用成績が悪化したことから、証券会社各社から追加の証拠金を求められました。しかし、経営危機に瀕しているアルケゴスは現金を用意することができなかったため、証券会社各社はアルケゴスが保有する巨額の投資をブロック取引で売却しました。これにより、該当する銘柄は暴落したのです。
大口投資家が金融機関を通じて、特定の銘柄を一度に大量に取引すること。株価への影響を抑えるために時間外で取引され
まとめ
今月は先月の調整局面を受け、ポートフォリを見直すいい機会となりました。12〜1月とグロース株が絶好調で負ける気がしない相場から一転、グロース株の大きな調整局面にあって現実を知った2月。一度保有株を見直すいい機会となりました。定期的なポートフォリオの見直しは大切ですね。
4月はどのような相場になるでしょうか。4月株価上昇しやすい傾向にあるので、なんとかここで息を吹き返して欲しいものです。

調整局面だからこそポートフォリオの見直しは大事だね。定期的に自分の立てた作戦通りに資産運用できているか確認しよう!
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