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ブロック Block(SQ)2021年第4四半期の決算速報【米国個別株】

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個別銘柄情報
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ブロックの2021年第4四半期の決算発表をまとめました。2021年12月にSquareからBlockに社名変更してから最初の決算発表になります。ここ最近のフィンテック銘柄の決算発表は市場の反応がすこぶる悪く、ブロックも道連れに最高値から60%以上の下落となりました。なので、今回の決算はかなり重要な局面かと思います。

元TwitterのCEOであるジャック・ドーシーが二足の草鞋を履くのを辞め、一本集中した「Blockってどんな会社?」という方は以下の記事が参考になると思います。

たごさくP
たごさくP

現在、投資歴3年目で約1,000万円を運用しています。15年で1億円を目指しています。

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今期の決算については、他に以下の企業をまとめています。興味がある企業はチェックしてみてくださいね!

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2021 Q4 ブロック 決算内容

2021 Q4 ブロック 売上高

結果:4.08B$(前年同期比+29%) アナリスト予想:4.03B$ Clear!

2期連続アナリスト予想を外していましたが、ようやく今期予測を超えました(わずかにですが)。売上の成長率はそこまで高くないものの、利益は上げていっています。売上の中にビットコインも含まれているため単純に比較が難しいところはありますが。以下にビットコインを除いた成長率を記載しています。

各事業の売上高

ビットコインがやや不安定要素なので、基本的にはビットコインを抜いた売上成長率を見るべきかもしれません。ビットコインとを除いてみるとしっかりと右肩上がりなのがわかると思います。ビットコインを除くと前年同期比+51%です。

2021 Q4 ブロック EPS

結果:0.27$(前年同期比-16%) アナリスト予想:0.22$ Clear!

前期は外しましたが、今期はアナリスト予想をクリア。総利益は$1.18Bと前年同期で+47%と利益を拡大していっています(内訳は以下)。

  • Cash App:$518M 前年同期比+37%
  • Square:$657M 前年同期比+54%

2022 Q1 ブロック ガイダンス

今後の見通しに関する記載は少なかったですが、以下にまとめます。

  • Squareエコシステムについて、1月と2月の合計で、Square GPVは前年比35%増、2年間のCAGRは16%増となる見込み。Square GPVの成長は、1月に減速したが、これはオミクロン株の影響によるものと思われ、その後2月に成長が回復。
  • Cash Appエコシステムについて、1月、2月のCash Appの売上総利益は、月間取引アクティブ数の増加、エコシステム全体でのエンゲージメント、Cash Appへの流入により、前年比および2年CAGRベースで増加する見込み
    アフターペイ
  • 2022年1月31日(オーストラリア東部夏時間2月1日)、Afterpayの買収を完了。Afterpayは、2022年2月および3月の第1四半期決算に含まれる。Afterpayの業績を、SquareおよびCash Appの各エコシステムに割り当てて報告予定。
  • ここ数四半期に観察された傾向から、Cash AppとSquareのエコシステムは、顧客の適応と成長を支援するために適した位置にあると確信している。魅力的な投資回収額や買収収益率など、これまでのコホート経済学に基づき、長期的な利益成長をもたらすと考えられるCash AppとSquareのエコシステムへの投資を優先させる。
  • 2022年第1四半期は、商品開発、営業・マーケティング、一般管理費、取引・貸付損失などの非GAAPベースの営業費用が、2月と3月のAfterpayからの貢献を含め、2021年第4四半期と比較して約$180M増加すると予想している。アフターペイからの寄与を除くと、non-GAAPで2021 Q4と比較して$40M万増加する見込み。
  • 優秀な従業員の獲得、雇用、定着など、チームの強化に向けた投資を継続。
たごさくP
たごさくP

2022 Q1や2022通年の具体的なガイダンスについては示されていないですね。

各事業のハイライト

Cash App

以下にポイントをまとめます。やはり、Cash Appはユーザー目線を大事にユーザーにとって価値のあるものを提供することを心がけていると思います。良い企業です!

  • 個人間決済により、Cash Appのネットワークはバイラルに拡大(口コミで徐々に拡散)し、第4四半期も顧客獲得の主要な原動力となった。
  • 12月のCash Appの月間取引アクティブ数は4400万人以上で、前年同期比22%増。
  • 他の商品を通じてネットワーク効果を高めるため、第4四半期には、顧客がCash Appの残高から友人や家族に端数株やビットコインを送ることができる新機能を導入。
  • 2021年の新規トランザクティングアクティブの獲得コストは約10ドルで、1年以内の投資回収で獲得コストに対して高いリターンを維持。
  • 第 4 四半期の月間トランザクティング・アクティブ当たりの売上総利益は 47 ドルに達し、顧客基盤が拡大する中、前年同期比 13%増となりました。
  • Cash Appの導入が進むにつれて、顧客のエンゲージメントが高まり、特にキャッシュカードを導入されたお客様の売上総利益が増加
  • 12月のキャッシュカード利用者は1,300万人を超え、月間利用者の31%を占める。
  • キャッシュカードは通常、お客様がCash Appで最初に利用する銀行商品であり、Boostや口座振替などの商品への導入を促進。
  • 2021年、Cash Cardの売上総利益は5億ドル近くに達し、既存顧客の成長と新規顧客の獲得を推進した結果、前年比2倍近く増加。
  • 第4四半期には政府からの支出が減少したが、給与明細の定期的な入金に強みがあり、これは顧客が主要な銀行業務にCash Appを利用していることを示す重要なバロメーターであると考えている。
  • 口座振込の顧客体験は、アプリ内で雇用主や給与支払者に直接ログインできるように改善し、顧客にとって摩擦のない方法を提供。
  • Cash Appがお客様に選ばれる銀行プラットフォームとなるよう、金融サービスの強化に引き続き注力。
  • 1月にCash App Taxes(無料確定申告サービス)の提供を開始。面倒な確定申告のプロセスをデジタル化し、携帯電話やコンピュータから数分で申告できるほど簡単な仕様。

Square

Squareは海外展開に力を入れるようです。もちろん日本にもSquareは上陸していますね。

  • 2022年1月、米国とオーストラリアでAfterpayのBNPL機能をSquare Onlineに統合し、販売者とその顧客に向けた新しいオンラインサービスを導入。
  • BNPLを利用することで、消費者はチェックアウト時に以下のオプションを選択することが可能。購入した商品の代金を4回に分けて隔週で支払うことができ、金利もかからない。
  • 販売者は売上から得られる収益を即座に全額受け取ることが可能。
  • 消費者調査によると、米国では「アフターペイ」を導入した消費者は、導入していない消費者に比べ、1回の取引額が40%多く、取引頻度も50%以上多い。「アフターペイ」は購入者により柔軟性を提供するとともに、販売者のオンライン競争力強化に貢献。
  • 2021年、Squareの売上総利益の38%は、4つ以上の製品を使用する販売者からのもので、5年前の10%から増加。中堅市場の販売者は平均してより多くの製品を使用し、Squareとより深い関係を築いていると言われています。4つ以上の製品を使用している販売者は、2021年には平均で10倍以上の粗利を生み出している。
  • グローバル展開のためブランド認知にさらに投資し、製品を発売するという国際戦略に引き続き注力。
  • 新しい市場で 1 月には、欧州で 4 カ国目となるスペインに進出し、国際的なプレゼンスを強化。スペインは、EU で 3 番目に大きく、最も急速に成長している e コマー スの国であり、中小企業の環境も整っているため、当社にとって好条件が揃っている。
  • グローバル展開は、大きな市場機会があることから、2022年におけるSquareの重要な戦略的優先事項の一つとなっている。
  • 第4四半期の米国外市場の売上総利益は、顕著な地域的制約の影響にもかかわらず、スクエアの売上総利益の9%を占め、前年同期比60%増、2年間のCAGRベースでは63%増となった。

2021 Q4 ブロック カンファレンスコール

カンファレスコールのポイントをまとめました(上記に既出の内容を除く)。

  • 5月18日に開催予定のインベスター・デイでは、Blockのミッション、製品、戦略、長期目標についてより深く掘り下げ、皆さんと共有する予定
  • 2021年下半期のAfterpayの成長ドライバーを見ると、商品総量(GMV)は前年比54%増、2年CAGRベースでは84%増。売上高と売上総利益はそれぞれ、前年同期比で約53%、2年間のCAGRベースで約73%増加。
  • Afterpayは、2021年下半期も加盟店および消費者ベース全体で獲得数を伸ばし、12月末時点で、Afterpayの年間アクティブ加盟店は前年比64%増の122,000社以上年間アクティブ消費者は前年比47%増の1,900万人以上
  • BNPLで懸念の消費者損失に関して、2021年下半期に98%の分割払いが期限内に行われ、2021年上半期と同様、消費者の健全な返済行動。
  • 2022年は年間を通じてCash AppとSquareで各四半期ごとに売上総利益を順次伸ばしていく見込み。
  • Cash Appには、お客様がCash App内でBuy Now Pay Laterのオファーを発見できるような初期検索ページが組み込まれており、12月下旬にこの機能を実現して以来、すでに10万件以上のリードがCash AppからAfterpayの加盟店へ流入
  • Blockのプラットフォームに参加する10代の若者たちによる心強い採用が見られ、広範なエコシステム、特にキャッシュアプリに対する需要が非常に高まっている。
  • Squareのビジネスをグローバルに展開することと同様に、Cash Appのビジネスも同様にグローバルに展開することを目指す。

まとめ

ブロックの2021年第4四半期の決算発表をまとめました。2021年12月にSquareからBlockに社名変更してから最初の決算発表でした。米国市場がしまった後に株価が+23%🚀と暴騰しましたね。

フィンテックというのはまだ新しい分野なのでこれからの成長にも期待したいですね。フィンテックのリーダーとしてブロックには引っ張っていってほしいです。

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