良決算を出し続け、日本でも人気が高いグロース株『クラウンドストライク CrowdStrike(CRWD)』の2024年第4四半期の決算速報になります。前四半期の決算以降、株価が絶好調のクラウドストライクの今期の決算はどのような結果になったのでしょうか!?そして決算内容に対する市場の反応はいかに!?
前四半期の決算後にキャッシュ確保のため売却してしまったことを後悔している銘柄です。下がったら買おうと思っていたら、はるか高みまで行ってしまいました😢。そんなクラウドストライクの企業概要はこちらの記事にまとめていますので、どんな企業か知りたい方はご確認ください。
今期の決算については、他に以下の企業をまとめています。興味がある企業はチェックしてみてくださいね!
企業の基本情報
クラウドストライクがどんな企業か詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。なぜたくさんあるセキュリティ銘柄の中、特に注目されているのかがわかります。
2024年第4四半期 クラウドストライク 決算内容
CEO、CFOのコメント
CEO George Kurtz
CrowdStrikeは、顧客がクラウドセキュリティ、アイデンティティ保護、およびLogScale次世代SIEMソリューションの標準化を好み、それらが終了ARRの850億ドル以上を占める単一のプラットフォームアプローチを提供しています。CrowdStrikeは、サイバーセキュリティの統合先、イノベーションの先駆者、および侵害を停止するための選択のプラットフォームです。
CFO Burt Podbere
ハイライトは、終了ARRが34%増加し、GAAP純利益の連続4四半期、104%の非GAAP純利益成長、および31%のフリーキャッシュフロー率を記録し、今年度の目標を上回ったことです。2024年度の達成は、CrowdStrikeにとって別の到達点を示し、ビジネスを$10BのARR以上に収益性を確保しながら拡大することに断固として焦点を当てています。
2024 4Q 売上高
結果:$845M(前年同期比+33%) アナリスト予想:$840M CLEAR!
売上は市場予想を上回りました。新規ARRが過去最高でした。
2024 4Q EPS
結果:0.95$(前年同期比+102%) アナリスト予想:0.82$ CLEAR!
EPSはアナリスト予想を上回りました。サブスクリプションがメインの企業は顧客が増えるほど利益も増大していくので、しっかりと顧客を増やせてるクラウドストライクは強いですね。
サブスクリプションの年間経常収支(ARR)
CrowdStrikeのARRを見てみましょう。ARRは$3.44Bとなり、前年同期比で+34%と増加し、過去最高を達成しております。当四半期では$282Mの新規追加となっており、過去最高を記録しております。
ARR(Annual Recurring Revenue)とは、年間経常収支のことで、毎年決まって得られる1年間分の収益を指します。ARRはサブスクリプション型ビジネスモデルにおいては、サービスの成長を測る指標として重要視されています。
ガイダンス
評価 | 結果 | 予想 | 前期発表時 | |
FY25 1Q 売上 | ⭕️ | 902.2~905.8M | 901.1M | – |
FY25通年 売上 | ⭕️ | 3,924.9~3,989.0M | 3,940M | – |
FY25 1Q EPS | ⭕️ | 0.89~0.90 | 0.82 | – |
FY25通年 EPS | ⭕️ | 3.77~3.97 | 3.76 | – |
ガイダンスは2025年通年、2025 1Qの売上、EPSともに市場予想を上回りました。
CrwodStrikeの優秀さを目の当たりにした気がします。将来性のある優良銘柄であり、セキュリティ業界を再構築してくれる革新的な企業だと信じています。
ハイライト
- 2024年1月31日現在、CrowdStrikeのモジュール採用率は、5つ以上の場合が64%、6つ以上の場合が43%、7つ以上の場合が27%である。
- 2023年のGartner® Magic Quadrant™ for Endpoint Protection Platformsでリーダーに選ばれ、ビジョンの完全性において4回連続で最も前に位置し、レポートで評価された15のベンダーの中で実行能力が最も高いと評価されました。
- 2024年のGartner Peer Insights™ Voice of the Customer for Vulnerability Assessment Reportで全体的な顧客選択に選ばれました。
- 2024年第1四半期のForrester Wave™: Cloud Workload Securityレポートで、戦略カテゴリで全ベンダーの中で最高のスコアを受け取り、ビジョンとイノベーションの基準で最高のスコアを獲得しました。また、2023年第4四半期のForrester Wave™: Managed Detection And Response Services In Europeレポートでリーダーに選ばれました。
- 業界初かつ唯一のクラウドデータランタイムセキュリティソリューションであるFlow Securityの買収に合意しました。
- デルのAIネイティブCrowdStrike Falcon® XDRプラットフォームを使用して、DellのManaged Detection and Response(MDR)サービスを提供するための戦略的パートナーシップを拡大しました。
- CrowdStrike Falcon Data Protection、Charlotte AI、およびFalcon for ITの一般提供を発表しました。
- 2024年のCrowdStrike Global Threat Reportをリリースし、盗まれたアイデンティティクレデンシャルを利用する敵対者の急増を強調しました。
- IRAPとTISAXの評価を完了しました。これは、世界中の政府および業界団体による一連の認証の最新版であり、AIネイティブのCrowdStrike Falconプラットフォームのアクセス拡大と採用加速に役立ちます。
- サイバーアドバイザリーおよびソリューションのリーダーであるOptivが、CrowdStrikeのAIネイティブFalconプラットフォームの売上高が10億ドルを超えるマイルストーンを達成しました。
- 2023年のFortune Future 50リストで第3位にランクインしました。
カンファレンスコール
ハイライトに記載のないカンファレスコールの質疑応答の箇所をまとめました。
- クラウドセキュリティやSIEMなどの製品で、CrowdStrikeのプラットフォームがデータ統合と使いやすさで競争力を持っている
- 競合他社の「プラットフォーム化」は実際には無料bundleやディスカウントに過ぎず、CrowdStrikeはバンドル販売は行わない
- 第4四半期は長期契約や更新が多いため、ビリング期間が長くなる傾向がある
- DellやPax8などのパートナーシップが早期段階ながら貢献している
- マイクロサービスベースのクラウドネイティブアーキテクチャが、柔軟な製品統合を可能にする競争力の源泉
- CharlotteAIやFalcon for ITなど新製品への顧客の関心が高い
まとめ
良決算を出し続け、日本でも人気が高いグロース株『クラウンドストライク CrowdStrike(CRWD)』の2024年第4四半期の決算速報をまとめました。さすが決算美人といわれるCrowdstrike、アナリスト予想をすべてクリアし、AHで20%↑と爆上げしております🚀。売ったあとNISA枠で急いで再購入しなかったことを後悔しております😢。
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