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ブロック Block(SQ)2022年第1四半期の決算速報【米国個別株】

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個別銘柄情報
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ブロックの2022年第1四半期の決算発表をまとめました。2021年12月にSquareからBlockに社名変更してから2度目の決算発表になります。ここ最近は相場全体、特にテクノロジー株の下落が大きく、ブロックもフィンテックとして共倒れで最高値から60%以上の下落となっています。前回の決算はクリアしていましたが、今回も決算を外すと大暴落する下げ下げムードの米国相場なのでかなり大事な決算発表だと思います。

元TwitterのCEOであるジャック・ドーシーが二足の草鞋を履くのを辞め、一本集中した「Blockってどんな会社?」という方は以下の記事が参考になると思います。

たごさくP
たごさくP

現在、投資歴3年目で約1,000万円を運用しています。15年で1億円を目指しています。

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今期の決算については、他に以下の企業をまとめています。興味がある企業はチェックしてみてくださいね!

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2022 Q1 ブロック 決算内容

2022 Q1 ブロック 売上高

結果:3.96B$(前年同期比-22%) アナリスト予想:4.14B$ MISS!

アナリスト予想を下回りました😭。売上が前年同期でマイナスとなっている点に関しては、ビットコインの収入の影響もあるためです。以下にビットコインを除いた成長率を記載しています。

各事業の売上高

ビットコインがやや不安定要素なので、基本的にはビットコインを抜いた売上成長率を見るべきかもしれません。ビットコインとを除いてみるとしっかりと右肩上がりなのがわかると思います。ビットコインを除くと前年同期比+44%です。

2022 Q1 ブロック EPS

結果:0.18$(前年同期比-56%) アナリスト予想:0.21$ MISS!

今期はアナリスト予想を外しましたが、総利益は$1.29Bと前年同期で+34%と利益を拡大していっています(内訳は以下)。

  • Cash App:$624M 前年同期比+26%
  • Square:$661M 前年同期比+41%

2022 Q2 ブロック ガイダンス

今後の見通しに関する記載は少なかったですが、以下にまとめます。

  • Squareエコシステムは4月単月で累計でSquareのGPVは前年比29%増となる見込み。3年間のCAGRベースでは、第1四半期の22%増に対し、4月のGPVは24%増となる見込み。
  • Cash Appエコシステムについて、4月のAfterpayを除くCash Appの売上総利益は、月間トランザクションアクティブの増加、エコシステム全体でのエンゲージメント、Cash Appへの流入により、前年比および3年間のCAGRベースで増加する見込み。
  • 2022年1月31日(オーストラリア東部夏時間2月1日)、Afterpayの買収を完了。Afterpayは、2022年2月および3月の第1四半期決算に含まれる。Afterpayの業績を、SquareおよびCash Appの各エコシステムに割り当てて報告予定。
  • ここ数四半期に観察された傾向から、Cash AppとSquareのエコシステムは、顧客の適応と成長を支援するために適した位置にあると確信している。魅力的な投資回収額や買収収益率など、これまでのコホート経済学に基づき、長期的な利益成長をもたらすと考えられるCash AppとSquareのエコシステムへの投資を優先させる。
  • 2022年第2四半期について、商品開発、営業・マーケティング、一般管理費、取引・融資・消費者債権損失などの非GAAPベースの営業費用は、合計で2022年第1四半期と比較して約$245M増加すると予想。アフターペイからの寄与を除くと、非 GAAP 型の営業費用全体で第 1 四半期と比較して約 $180M 億ドル増加する見込み。
  • GAAP ベースでは、2022 年の残り期間および今後数年間にわたり、アフターペイ取引による無形資産の償却に関連する約 $50Mの四半期費用が発生すると予想。この費用のうち、約$12Mは売上原価に、残りは販売費及び一般管理費に計上される見込み。
  • 優秀な従業員の獲得、雇用、定着など、チームの強化に向けた投資を継続。
たごさくP
たごさくP

2022 Q2や2022通年の具体的なガイダンスについては示されていないですね。

各事業のハイライト

Cash App

以下にポイントをまとめます。やはり、Cash Appはユーザーにとって価値のあるものを提供すること、そしてビットコインを一般に普及させることを心がけていると思います。

  • Cash Appは、比較的新しいオーディエンスである家族にリーチすることで、ネットワークを強化することに重点を置いてる。まだ初期の段階だが、11月初旬にピアツーピアと銀行機能を家族に提供して以来、Cash Appは強い牽引力を持つ。
  • WalgreensやWalmartなどの参加小売店で10代の若者が現金を預けられる機能の提供も開始し、Cash Appへの流入をさらに促進させ、より多くの若者がデジタルウォレットを利用できるようになる機会がある。
  • 顧客のビットコインへの認識とアクセスを拡大することに注力しており、2022年第1四半期末時点で、Cash Appの導入以来、1,000万以上のアカウントがビットコインを購入
  • 4月には、米国のお客様がライトニング・ネットワークを通じて、互換性のあるウォレットを持つ誰とでもビットコインを送受信できるようになったことを発表。ビットコインのブロックチェーン上で直接行われる一般的な取引は10分以上かかるが、Cash Appがライトニング・ネットワークを経由すれば、ほぼ瞬時に処理することが可能
  • 4月には、お客様にビットコインでのお支払いを可能にする新しい口座振替機能を発表。米国で有効化されたキャッシュカードをお持ちの顧客は、定期的に支払われる給与の一部を取引手数料なしでビットコインで受け取ることが可能。この機能が私たちの口座振替機能の認知を拡大することを期待。

Square

Squareは海外展開に力を入れるようです。もちろん日本にもSquareは上陸していますね。

  • 米国とオーストラリアでAfterpayのBNPL機能をSquare Onlineに統合し、販売者とその顧客に向けた新しいオンラインサービスを導入。
  • AfterpayのBNPL(Buy Now, Pay Later)機能をSquare Onlineと統合して以来、第1四半期までに約13,000のSquare加盟店がBNPLを採用し、販売処理を行った結果、Afterpayのアクティブセラーは10%増加。これは、販売者のコンバージョンと売上の拡大につながると考えており、今後は対面での決済にも利用できるようにする予定。
  • 4月には、最新のハードウェアと再設計されたカスタマーエクスペリエンスを備えた最新バージョンの「Square Stand」を発表。販売者が対面での決済やeコマースの売上、配送、店舗での注文を一箇所で管理可能。
  • Square standは、直感的で透明性の高い合理的なコマース体験を提供するために、カードリーダーを追加することなく直接タップ&ディップ決済を統合することが可能。
  • Square standの価格は149ドルとカウンタートップ製品の中で最も手頃な価格で、グローバル8市場すべてで利用可能。これは、グローバルな製品の同等性を向上させ、販売者がこれからビジネスを始める場合でも、成長中の大規模なビジネスでも、ビジネス全体の運営を支援するという取り組みを補強。
  • 中堅企業の売上総利益は前年同期比 47%増となり、Square 全体の売上総利益を上回り、第1四半期も力強い勢いを見せている。
  • ミッドマーケットの売り手は、2021年7月に開始したSquare Savingsを活用し、将来のための資金を積み立てている。Square Savingsは、日々の売上から普通預金口座に自動的に資金を積み立てることで、販売者の予算管理の簡素化を支援。

2022 Q1 ブロック カンファレンスコール

カンファレスコールのポイントをまとめました(上記に既出の内容を除く)。

  • 5月18日に5年ぶりにInvestor DAYを開催。市場機会、エコシステム、戦略、ビジネス・モデルに関してアップデートした内容を発表。
  • Afterpayのプラットフォームには144,000の加盟店があり、前年比63%-68%と高い成長率。プラットフォーム上の年間アクティブ消費者は2000万人を超え、前年比37%増。
  • 2021年12月末時点の月間アクティブユーザー数は4,400万人超え。
  • SquareとCash Appにとって、グローバル展開は最優先事項
  • Squareに関しては、すべての市場において製品の同等性を達成することに注力。つまり、米国で提供しているすべての製品を、現在参入しているすべての市場で提供することが理想的。
  • 第1四半期にカナダでSquareローン、オンデマンド・デリバリーを開始。アイルランドでは、第1四半期にロイヤリティとSquareマーケティングを立ち上げ。新しいSquare Standはすべてのeマーケットに導入。
  • 第1四半期では、キャッシュカードは前年同期比50%増、3年間の年平均成長率で見ると170%増となり、顧客がキャッシュカードの有用性を実感され、驚異的な成長を達成。
  • 米国と英国の間で資金を送金できるサービスを開始したが、過去1年間、英国のお客様の取引件数は着実に増加。

まとめ

ブロックの2022年第1四半期の決算発表をまとめました。数字上は売上、EPSともに決算を外したのでやばいと思いましたが、ビットコインを除けば順調に成長していて安心です。そのおかげもあり、決算発表直後はマイナスでしたが、1時間経過後は+10%となっています。

フィンテックというのはまだ新しい分野なのでこれからの成長にも期待したいですね。フィンテックのリーダーとしてブロックには引っ張っていってほしいです。

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